Bリーグでは、外国籍選手とは別に「帰化選手」という登録区分があります。
これまでBリーグでは、外国出身ながら日本国籍を取得し、日本人選手としてプレーしてきた選手が数多く登場しました。
ニック・ファジーカス、ライアン・ロシター、ギャビン・エドワーズ、ジョシュ・ホーキンソン、ジョシュ・ハレルソンなど、Bリーグを代表する選手も帰化選手としてプレーしています。
この記事では、Bリーグ開幕以降にリーグでプレーした主な帰化選手を、これまでの所属チームとともに紹介します。
※この記事では、Bリーグの登録上「帰化選手」として扱われた選手を対象としています。帰化申請中の選手は含めていません。
Bリーグの「帰化選手」とは?
Bリーグでは、満16歳となった後に国籍法に基づく帰化によって日本国籍を取得した選手を「帰化選手」と定義しています。
現在のBリーグでも、外国籍選手とは別に「帰化選手」という登録区分が設けられています。
そのため、単純に「日本国籍を持っている外国出身選手」をすべて帰化選手として扱うのではなく、Bリーグの登録区分を基準に整理する必要があります。
Bリーグ歴代の帰化選手一覧
| 選手 | 帰化時期 | 主なBリーグ所属クラブ |
|---|---|---|
| ジュフ磨々道 | 2000年代 | 大阪エヴェッサなど |
| 桜木ジェイアール | 2007年 | アイシンシーホース三河など |
| 青島心 | - | Bリーグクラブ |
| ファイ・サンバ | - | 東京サンレーヴスなど |
| ファイ・パプ月瑠 | - | 琉球ゴールデンキングスなど |
| マイケル・パーカー | - | 千葉ジェッツなど |
| ソウ・シェリフ | - | Bリーグクラブ |
| プイ・エリマン | - | Bリーグクラブ |
| 坂本ジェイ | - | Bリーグクラブ |
| アイラ・ブラウン | 2016年 | 大阪エヴェッサなど |
| ジャーラ志多斗 | - | Bリーグクラブ |
| ニック・ファジーカス | 2018年 | 川崎ブレイブサンダース |
| ニカ・ウィリアムズ | 2019年 | Bリーグクラブ |
| ライアン・ロシター | 2019年 | 栃木ブレックスなど |
| ギャビン・エドワーズ | 2020年 | 千葉ジェッツなど |
| トーマス・ケネディ | 2020年 | 横浜ビー・コルセアーズなど |
| ルーク・エヴァンス | 2021年 | ファイティングイーグルス名古屋など |
| エドワード・モリス | - | Bリーグクラブ |
| 小寺ハミルトンゲイリー | - | Bリーグクラブ |
| ウィル・クリークモア | - | Bリーグクラブ |
| ジュフ伴馬 | - | Bリーグクラブ |
| ジョシュ・ホーキンソン | 2023年 | サンロッカーズ渋谷など |
| ジョシュ・ハレルソン | 2023年 | 大阪エヴェッサなど |
| 河田チリジ | 2023年 | 広島ドラゴンフライズなど |
| カロンジ磯山パトリック | - | Bリーグクラブ |
| マーテル・バロン | - | Bリーグクラブ |
| アレックス・カーク | 2024年 | アルバルク東京など |
| モッチ・ラミン | - | Bリーグクラブ |
| カイル・リチャードソン | - | Bリーグクラブ |
| ニック・メイヨ | 2025年 | Bリーグクラブ |
| ムッサ・ダマ | 2026年 | 島根スサノオマジック |
| シェイク・ケイタ | 2026年 | 横浜エクセレンス |
Bリーグ公式サイトでは、現在も帰化選手を外国籍選手やアジア特別枠選手とは別の登録区分として扱っています。2025-26シーズンの公式一覧でも、各クラブの外国籍・アジア特別枠・帰化選手が区分されています。
ニック・ファジーカス
Bリーグの歴代帰化選手を語るうえで欠かせない存在が、ニック・ファジーカスです。
ファジーカスはアメリカ出身で、NBAや海外リーグを経て日本でプレー。川崎ブレイブサンダースの中心選手として長く活躍し、2018年に日本国籍を取得しました。
日本代表にも選出され、2019年FIBAワールドカップでは日本代表としてプレーしています。
Bリーグでは長年にわたって得点・リバウンドの両面で存在感を発揮し、日本バスケ界を代表する帰化選手の一人となりました。
ニック・ファジーカスの著書
ファジーカスは自身のバスケットボール人生について綴った書籍も出版しています。
『決断 バスケットボール 背番号22の軌跡』では、日本でプレーするまでの経歴や、バスケットボールに対する考え方などを知ることができます。
バスケットボールファンだけでなく、Bリーグや日本代表の歴史を知りたい人にも興味深い一冊です。
ライアン・ロシター
ライアン・ロシターはアメリカ出身のパワーフォワード/センター。
日本では栃木ブレックスを中心に長くプレーし、Bリーグを代表するビッグマンの一人として活躍しました。
2019年に日本国籍を取得し、その後は日本代表にも選出されています。
Bリーグでは長年にわたって高いリバウンド力とインサイドでの存在感を発揮しました。
ギャビン・エドワーズ
ギャビン・エドワーズはアメリカ出身のセンター。
千葉ジェッツなどでプレーし、Bリーグ開幕後の日本バスケットボール界で長く活躍してきた選手です。
2020年に日本国籍を取得。
日本代表にも選出され、国際大会で日本代表としてプレーしました。
2026-27シーズンも宇都宮ブレックスでプレーしています。
トーマス・ケネディ
トーマス・ケネディはアメリカ出身のフォワード。
2011-12シーズンから日本でプレーしており、bjリーグ時代から日本バスケットボール界でキャリアを積み重ねてきました。
2020年に日本国籍を取得し、帰化選手としてプレーしています。
2026-27シーズンもシーホース三河との契約を継続しています。
ジョシュ・ホーキンソン
ジョシュ・ホーキンソンはアメリカ出身のセンター。
信州ブレイブウォリアーズ、サンロッカーズ渋谷などでプレーし、2023年に日本国籍を取得しました。
日本代表では2023年FIBAワールドカップなどで活躍。
日本代表のインサイドを支える選手として、多くのバスケットボールファンに知られる存在となっています。
2026-27シーズンは東京サンロッカーズに所属しています。
ジョシュ・ホーキンソンの著書
ホーキンソンは自身の考え方や成長についてまとめた書籍も出版しています。
『日々挑戦、日々成長―不可能を可能にするメンタル強化メソッド』では、バスケットボール選手として成長していくための考え方などが紹介されています。
ジョシュ・ハレルソン
ジョシュ・ハレルソンはアメリカ出身のセンター。
NBAでのプレー経験を持ち、日本では大阪エヴェッサなどで活躍しました。
2023年に日本国籍を取得。
その後、日本代表にも選出されています。
NBA経験を持つ帰化選手として、日本代表とBリーグの両方で存在感を示した選手です。
河田チリジ
河田チリジは南アフリカ出身のセンター。
日本では熊本ヴォルターズ、仙台89ERS、バンビシャス奈良、福島ファイヤーボンズ、広島ドラゴンフライズ、新潟アルビレックスBB、京都ハンナリーズなどでプレーしてきました。
2023年10月に日本国籍を取得。
2023-24シーズンには広島ドラゴンフライズのB1初優勝にも貢献しました。
2026-27シーズンからは信州ブレイブウォリアーズでプレーしています。
アレックス・カーク
アレックス・カークはアメリカ出身のセンター。
NBA経験を持ち、日本ではアルバルク東京などでプレーしてきました。
2024年に日本国籍を取得し、帰化選手として登録されています。
2026-27シーズンは川崎ブレイブサンダースに加入。
川崎ではインサイドの戦力として期待されています。
ニック・メイヨ
ニック・メイヨはアメリカ出身の選手。
Bリーグでは長くプレーしており、2025年に日本国籍を取得して帰化選手となりました。
なお、ニック・メイヨは日本代表候補として活動した実績がありますが、2025年11月のFIBAワールドカップ2027アジア予選Window1の日本代表12名には入っていません。
そのため、「Bリーグの帰化選手」と「日本代表として公式戦に出場した帰化選手」は分けて考える必要があります。
ムッサ・ダマ
ムッサ・ダマはベナン出身の選手。
2026年に日本国籍を取得し、帰化選手としてBリーグに登録されました。
Bリーグ公式情報でも帰化選手として紹介されており、2026年1月には島根スサノオマジックでの登録が発表されています。
シェイク・ケイタ
シェイク・ケイタはマリ共和国出身の選手。
日本体育大学柏高校から専修大学へ進み、大学卒業後は社会人リーグなどを経てBリーグでプレーしています。
2026年には横浜エクセレンスへの加入が発表され、Bリーグ公式情報でも「帰化選手」として紹介されています。
「帰化申請中」の選手は別扱い
Bリーグでは、日本国籍取得前に「帰化申請中」として登録されていた選手も存在します。
しかし、帰化申請中であることと、実際に日本国籍を取得して「帰化選手」として登録されることは別です。
そのため、この記事では「帰化申請中」の選手を歴代帰化選手の一覧には含めていません。
Bリーグの帰化選手と日本代表は同じではない
Bリーグで帰化選手として登録されているからといって、必ず日本代表として公式戦に出場しているわけではありません。
一方で、ニック・ファジーカス、ライアン・ロシター、ギャビン・エドワーズ、ジョシュ・ホーキンソン、ジョシュ・ハレルソンなど、日本代表として実際に国際大会でプレーした帰化選手もいます。
つまり、
「Bリーグの帰化選手」
と
「日本代表の帰化選手」
は分けて整理する必要があります。
日本代表については、こちらの記事で歴代の帰化選手をまとめています。
【関連記事:歴代バスケ日本代表の帰化選手一覧】
2026-27シーズンからBリーグは新たなリーグ構造へ
2026-27シーズンからB.LEAGUEは、B.PREMIER、B.ONE、B.NEXTを中心とした新しいリーグ構造へ移行しました。
一方、帰化選手については引き続き登録区分が設けられています。
B.PREMIERでは外国籍選手3名のオンザコート出場が可能となり、帰化選手またはアジア特別枠選手との同時起用も可能となっています。
今後も日本国籍を取得してBリーグでプレーする選手が出てくれば、このページにも追記していきます。
まとめ
Bリーグでは、これまで多くの外国出身選手が日本国籍を取得し、帰化選手としてプレーしてきました。
特に、
・ニック・ファジーカス
・ライアン・ロシター
・ギャビン・エドワーズ
・ジョシュ・ホーキンソン
・ジョシュ・ハレルソン
・河田チリジ
・アレックス・カーク
などは、Bリーグや日本代表で大きな存在感を示した選手です。
また、2025年にはニック・メイヨ、2026年にはムッサ・ダマやシェイク・ケイタなど、新たな帰化選手も登場しています。
今後もBリーグで帰化選手が誕生した際には、所属クラブや日本代表での活動状況などを追記していきます。

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