高校生にとっては昨年唯一開催された全国大会である、ウインターカップ2020。
数々の熱戦をくくり抜け、優勝に輝いたのが、仙台大学附属明成高校です!
ここでは、近年高校バスケ界で素晴らしい実績を残している仙台大学附属明成高校についてご紹介していきたいと思います!
仙台大学附属明成高校男子バスケットボール部の歴史
仙台大学附属明成高校は、宮城県仙台市青葉区にある私立高等学校です。
1879年に松操私塾として創立され、幾度の校名改称を経て、
2005年「明成高等学校」時代、男子バスケットボール部が創部されます。
近年全国大会でも好成績を残している明成高校ですが、
まだできてから20年も経ってないのは驚きですよね。
しかも、創部された翌年には、インターハイ、ウインターカップ共に、全国大会への出場を果たした上、ベスト8入りを果たしているからとんでもない・・・!
2009年には創部から僅か5年にも関わらずウインターカップで全国制覇。
八村塁が在籍していた2013年から2015年には、能代工業、洛南に続いて歴代3校目の快挙である、ウインターカップ3連覇を達成。
2017年には、八村塁の弟、八村阿蓮が最上級生となったメンバーで全国優勝。
そして、山内ジャヘル琉人の決勝戦後半の爆発、山﨑一渉の決勝ゴールが記憶に新しい2020年のウインターカップで、3年ぶりとなる日本一の奪還に成功しました。
主な大会成績
インターハイ | ウインターカップ | |
2006年 | ベスト8 | ベスト8 |
2007年 | ベスト4 | 4位 |
2008年 | ベスト8 | ベスト8 |
2009年 | ベスト8 | 優勝 |
2010年 | 準優勝 | 2回戦敗退 |
2011年 | 県予選敗退 | 県予選敗退 |
2012年 | ベスト16 | ベスト16 |
2013年 | ベスト4 | 優勝 |
2014年 | 準優勝 | 優勝 |
2015年 | 優勝 | 優勝 |
2016年 | 2回戦敗退 | 1回戦敗退 |
2017年 | 準優勝 | 優勝 |
2018年 | ベスト4 | ベスト8 |
2019年 | ベスト16 | ベスト8 |
2020年 | 中止 | 優勝 |
主な卒業生
伊藤 駿(いとうたかし)
ポジション:PG
生年月日:1990年2月14日
身長:174cm
体重:75kg
卒業後進路:青山学院大学
プロ選手経歴:
サンロッカーズ渋谷(2012-2019)
秋田ノーザンハピネッツ(2019-)
安藤 誓哉(あんどうせいや)
ポジション:PG
生年月日:1992年7月12日
身長:181cm
体重:80kg
卒業後進路:明治大学
プロ選手経歴:
ハリファックス・レインメン(2014-2015) NBLカナダ
メラルコボルツ(2015) フィリピンプロバスケットリーグ(PBA)
リンク栃木ブレックス(2015ー2016) NBL
秋田ノーザンハピネッツ(2016-2018) Bリーグ
アルバルク東京(2018-)
八村 塁(はちむらるい)
ポジション:SF/PF
生年月日:1998年2月8日
身長:203cm
体重:110kg
卒業後進路:ゴンザガ大学
プロ選手経歴:
ワシントン・ウィザーズ(2019-) NBA
能見 悠仁(のうみゆうと)
ポジション:PG/SG
青年月日:1997年4月10日
身長:181cm
体重:83kg
卒業後進路:青山学院大学
プロ選手経歴:
島根スサノオマジック(2019-20)特別指定
新潟アルビレックスBB(2020-)
明成高校の強さの秘密
創部から翌年には、全国でもトップクラスの強豪となり、5年目で日本一の栄冠を掴んだ明成高校。
さらには日本人初となるNBAドラフト1巡目指名を受ける選手を輩出。
まさに近年の日本のバスケット界において、注目を集める明成高校ですが、そんな明成高校の強さの裏には、名将、佐藤久夫監督の存在があります。
一昔前、宮城県のバスケットボール強豪校と言えば、仙台高校でした。
仙台高校は全国制覇をするほどの強さを誇ったチームでしたが、その仙台高校を全国優勝へと導いたのが、佐藤久夫監督でした。
そんな名将、佐藤監督を慕って有望な選手が集まっていることも、明成高校の強さの一つの要因です。
さらに、近年はNBA選手となった八村塁選手に憧れ、身体能力に優れた有望なハーフの選手が明成高校の門を叩くケースが増え、190cmを超える大型プレーヤーが数多く名を連ねるようになっている。
選手の将来の活躍を見据え、サイズの大きな選手にもインサイドだけではなく、アウトサイドのプレーも積極的に取り組ませる佐藤監督の指導と相まって、個の力が高いオールラウンダーな選手が育成されている。
まとめ
佐藤監督の人望と、八村塁の活躍により、有望な選手が集まり、監督の指導力と合わさって全国大会でも高い実績を残してきた明成高校。
今後も日本のバスケット界を支えてくれるような選手が生まれてくることが期待されます。
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