ウインターカップ2020 男子準決勝

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洛南(京都) VS 東山(京都)

京都対決となった注目の準決勝は、前日の試合で負傷したエースガード、#5 小川敦也を欠いた状態での試合を余儀なくされた洛南と、府予選での敗戦からチームとしての結束を強め、一段とパワーアップし勢いに乗る東山との一戦。

洛南は不利な状況を押し返すことができず、東山が決勝に駒を進めることとなった。

最終スコア

洛南 67ー87 東山

1Q2Q3Q4QTOTAL
洛南1216132667
東山2223222087

試合内容

先取点は洛南#14 星川開聖選手の3P。
東山もすぐさま#4 西部秀馬選手のドライブからのレイアップと3Pと、連続得点で応酬する。
さらに3Pで返す洛南に対し、東山は#9 ピエール選手のゴール下からのイージーシュートや、
速攻など、速い展開のバスケットで得点を重ね、洛南は2ケタまで点差を広げられてしまう。

たまらずタイムアウトをとる洛南は、タイムアウト明け、積極的にリングにアタックをしかけていこうとするが、東山の固い守りに阻まれ中々切り込んでいくことができない状態が続く。

一方、東山はこの大会でさらに覚醒して力を増した司令塔、#11 米須怜音選手がキレの増したドライブから得点を重ね、チームに勢いをもたらしていく。

第2Qに入っても東山の勢いは止まらなかった。
開始早々にオフェンスリバウンドから#9 ピエールが先取点をとると、ターンオーバーから速攻を決めて連続得点。

洛南はインサイドを守る選手のファールがかさみながらも、なんとか東山に食い下がる。
しかし#11 米須、#4 西部が調子よく得点し、17点差までリードを広げ前半を終える。

洛南が3Pで3Q最初の得点を得るも、東山は引き続き積極的にシュートを狙って得点を重ね、さらにリードを広げていく。

突き放しにかかった東山は第3Q終了までに26点差まで洛南を引き離した。

最終クォーター、プレスをしかけてくる洛南に対し、冷静なパス回しで攻略する東山。
勢いの衰えない東山は、残り時間4分弱で控えのメンバーと総入れ替え。最終スコアを67-87として、府予選で敗れた洛南へのリベンジを果たして決勝へと駒を進めた。

チームスタッツ

洛南東山
FG%(2P+3P)35.1%(22/77)50.7%(36/71)
2Pシュート%32%(16/50)68.1%(32/47)
3Pシュート%40.7%(11/27)16.7%(4/24)
フリースロー%66.7%(2/3)64.7%(11/17)
リバウンド(OF-DF)34(15-19)51(17-34)
ターンオーバー912

北陸(福井) VS 仙台大学附属明成(宮城)

北陸は2010年、明成は2013、14、15、17年にウインターカップ優勝経験のある両校。

昨年のインターハイ、ウインターカップでも相まみえた両者。昨年は北陸が2度勝利を納めましたが今年は経験を積んだ2年生エース、#8 山﨑一渉をはじめとするオールラウンダー軍団が固い守りを展開。

どこからでも誰からでも点がとれる190超えの選手が、フットワークよくハードに守り、よく走り速攻も出す。

対する北陸も#4 土家拓大が自身スピードを生かしたドライブからのアシストでオフェンスを展開し渡り合う。

準々決勝に続き、大接戦の末、因縁の相手を下し明成が決勝へと駒を進めました!

最終スコア

北陸 58ー60 仙台大学附属明成

1Q2Q3Q4QTOTAL
北陸1412181467
仙台大学附属明成1911171387

試合内容

先取点は明成。#7 越田大翔がリバウンドからシュートを決める。
両校とも固いディフェンスを展開する中、北陸#6 米本信也が3Pを沈め逆転。
その後、1Qは追いつけ追い越せの両者譲らぬ展開に。

しかし、明成 #5 一戸啓吾がリバウンドからのブレイクを決めると、#8 山﨑一渉#14 山崎紀人のダブルヤマザキが加点し、リードを6点まで広げる。

タイムアウトをとった北陸は、#4 土屋拓大#9 モディボのホットラインが決めると、#5 小川翔矢も連続得点し、5点差で1Qを終える。

2Qは明成が先取点を奪うが、北陸は身長差がある中、うまく守り、膠着状態が続く。
明成が4点リードのまま後半へ。

3Qも両校のディフェンスが機能し、ロースコアな展開が続く。
そんな中、北陸は同点に並ぶと#6 米本信也の3Pで逆転に成功する。
そこから両者一歩も譲らず、取られたら取り返す展開で逆転につぐ逆転を繰り返す激しい攻防に。
3Q終盤、明成は#8 山﨑一渉#7 越田大翔が連続で3Pを決め、3点リードで最終クォーターへ突入する。

4Qもワンゴールを奪い合う目まぐるしい攻防の中、北陸が均衡を破った。
#8 加藤大成#5 小川翔矢が連続で3Pを決め、4点のリードを得ると、さらに明成のターンオーバーからの北陸がブレイクしかけファールをもらう。
ここで明成はたまらずタイムアウト。
流れが北陸に傾きかけた局面、タイムアウト明けに#8 山﨑一渉がディープスリーを沈めて1点差にに詰め寄り明成も食らいつく。

またもや攻防が続く中、北陸#9 モディボのゴール下からの加点で残り時間2分を切って北陸が3点のリードをつくり、明成が再度タイムアウト。

タイムアウト明け、#17 山内シャリフ和哉が決めて再度1点差に詰め寄る明成は、北陸のオフェンスを守り、再度攻撃のチャンスを得ると、リバウンド争いでファールをもらいフリースローを得る。今度は北陸がタイムアウト。

タイムアウト明けのフリースローを#7 越田大翔が二本とも決め、明成が逆点。
残り8.9秒で再び明成がフリースローを得て、リードを2点に広げる。
北陸 #4土屋拓大のラストショットはリングに嫌われ、明成が昨年のリベンジを果たし決勝進出を決めました。

チームスタッツ

北陸仙台大学附属明成
FG%(2P+3P)25.6%(20/78)30.4%(24/79)
2Pシュート%28.3%(13/46)34.5%(20/58)
3Pシュート%21.9%(7/32)19%(4/21)
フリースロー%78.6%(11/14)57.1%(8/14)
リバウンド(OF-DF)43(12-31)52(16-36)
ターンオーバー129

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