プロとはまた違った面白さや魅力にあふれる高校バスケの試合。
青春の貴重な時間をバスケットに注いできた高校生の心の底から喜ぶ姿や、悔し涙に暮れる姿は、大人になってから見ていると、とてつもないノスタルジーな感情を呼び起こさせられますよね。
今日は気が付くと何回も何回も観てしまう高校バスケの試合を一挙紹介していきたいと思います!
5位:WC2019 決勝 福岡第一 vs 福大大濠
2019年のウインターカップの決勝戦です。
県予選で熾烈な争いを演じた福岡県代表校同士が、全国の決勝戦で再度相まみえるという話題性十分なシチュエーションな試合でしたが、福岡第一 スティーブ選手の無双っぷりと、内尾選手のディフェンス力、福岡第一のチームとしての噛み合いっぷり、福大大濠・田邊選手の気迫のこもったプレー、横地選手の高校生活の想いを乗せたブザービーターと、とても見どころが多い試合でした。
もはや貫禄すら漂わせていた福岡第一に対して、なんとか食らいついていく福大大濠のプレーが胸を打つ試合で大好きな一戦です。
4位:WC2019 2回戦 福大大濠 vs 開志国際
全国大会で福岡第一へのリベンジに臨む福大大濠に、2回戦にして立ちはだかったのが新潟代表・開志国際でした。
大濠はこの大会で開志国際の他にも洛南、延岡学園、北陸など、決勝の相手であってもおかしくないような強豪ばかりとぶつかりますが、そんな強敵を退けて福岡第一との決勝に臨むことになります。
中でもこの開志国際戦は、両校ともまさに一進一退の攻防。
大会屈指の見ごたえある試合となりました。
この試合の見どころは何と言っても福大大濠・横地選手と開志国際・ジョーンズ選手の両校エースの活躍がまず一つ挙げられるのではないかと思います。
二人の点の取り合いが、観ているものの臨場感をこれでもかと煽ってきます。
開志国際の名センターであるジョフ・ユセフ選手に対し、チームプレーで挑む大濠の連携や、この試合のMVPと言っても過言ではない活躍を見せた、福大大濠のルーキー岩下選手の3Pなど、非常に見ごたえのある一戦です。
3位:WC2019 準決勝 福岡第一 vs 東山
2年前のウインターカップ準決勝、福岡第一 vs 東山高校です!
この試合は現在大学バスケでも注目されている二人のPG、河村勇輝、米須玲音の高校時代最後の対決となった試合で、個人的にも仕事納めの翌日、武蔵野森総合スポーツプラザまで生で観戦に行った、思い入れの強い試合です。
この年の福岡第一はとにかく他を寄せ付けないほど圧倒的な強さでした。
この試合は、そんな福岡第一がまさか負けてしまうのでは!?とよぎるくらいに、福岡第一がこの年で一番苦戦を強いられた一戦だったのではないでしょうか。
第3Q終盤、長く苦しい時間を耐え抜いた福岡第一が、ディフェンスから流れを引き寄せ一気に逆転する展開が、圧巻の一言では言い表せないのが、その時間帯まで東山がどれだけゲームを支配していたのかを物語っています。今でも何度も見返してしまう名バウトです。
2位:WC2018 準決勝 福岡第一 vs 桜丘
2年前のウインターカップ準決勝のカード、福岡第一 vs 桜丘の試合です。
この試合は何回も観てしまいます。
この試合の見どころは、桜丘の#7富永啓生選手の怒涛の3P。
この試合を初めて観た時は、漫画じゃなくて現実世界でこんな3P入れられるやつがいんの!?っていう衝撃を受けました。
射程範囲が凄い広いし、クイックでもゼロステップでも多彩な打ち方もできる。
最近の高校生にはこんなやつがいるのか!!と、私がさらに高校バスケにのめり込んでいく一因になった試合と言っても過言ではないかもしれません。
そしてこの試合でもう一つ衝撃だったのが、福岡第一のプレスのやばさです。
富永選手の大暴れで、リードを許す形で前半を折り返した福岡第一は、後半、オールコートプレスをしかけます。#8 河村選手・#46 小川選手のもの凄い脚力からの圧力は、ターンオーバーから得点を量産し一気に桜丘を置き去りにします。まるでスラムダンクの山王工業のようでした。
まさに前半は人智を超えた3Pシューター富永、後半は王者の伝家の宝刀オールコートプレスの見どころの多い名試合です!
1位:WC2020 決勝 仙台大附属明成 vs 東山
昨年のウインターカップ決勝はまさに高校バスケの魅力が凝縮されたような、涙なしでは観られないドラマチックなゲームでした。
八村二世の呼び声も高い明成の二年生エース山﨑一渉、高校最後の年に念願の決勝の舞台に立った東山の米須玲音と、まさにこの年のウインターカップの顔とも言えるような選手が相まみえる決勝戦。
しかし、この一戦が私の中で高校バスケのベストバウトであることには、その他に一人の選手の存在が大きく関与しています。
それが明成の山内ジャヘル琉人の存在です。
一時完全に東山のペースに支配されていた試合の流れを引き戻したのが彼でした。
もうね、すごいハッスルしてたの。
中々思うようなパフォーマンスができずにいた前半から一変。後半は一気に覚醒して目も覚めるようなプレーを連発。反撃の狼煙をあげてチームの優勝に貢献しました。
普段は寡黙そうな少年が、感情を露わにして吠える姿は、個人的にこの年のウインターカップのハイライトだと思っています。
他にもPGとしてしっかりチームを引っ張り、最終局面で獲得した3本のフリースローをすべて決め、残り時間わずかな局面で同点に追いつくといった大活躍の米須玲音。
試合を通しエースとして得点を積み上げ、最終局面では東山に同点に追いつかれた後、最後の最後で逆転の決勝点を決め返す山﨑一渉など、本当にドラマが凝縮されたベストバウトです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
あくまで、のみとむ個人のよく観てしまうベストバウトですので、最近の試合に偏りすぎだとか、にわかだとかいう声は受け付けません(笑)
それにしてもウインターカップは数々のドラマが生まれてエモイですよね。
今回ご紹介した試合でまだ見たことがない試合があれば、よかったら試しに見てみてください!きっと楽しんでいただけるのではないかと思います!
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