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BCL Asiaとは?出場資格・大会方式・歴代優勝チームを解説!Bリーグから世界への道

アジアのクラブチームNo.1を決める国際大会「BCL Asia(バスケットボール・チャンピオンズリーグ・アジア)」。

日本のBリーグをはじめ、中国、韓国、フィリピンなどの強豪クラブや、アジア各地域の国際大会を勝ち抜いたチームが集まり、アジア王者の座を争います。

2025年大会では宇都宮ブレックスが優勝。日本のクラブとしては2019年のアルバルク東京以来、6年ぶりとなるアジア制覇を果たしました。

さらに2026年からは、日本のクラブの出場資格が変更され、東アジアスーパーリーグ(EASL)がBCL Asiaへの予選を兼ねる仕組みに移行しています。

この記事では、BCL Asiaの歴史や開催時期、地域別の出場資格、大会方式、歴代結果、日本クラブの成績について、FIBAなどの公式情報をもとに解説します。

※2026年10月16日時点の情報です。大会方式や出場資格は年度によって変更される場合があります。

BCL Asiaとは?

BCL Asia(Basketball Champions League Asia)は、国際バスケットボール連盟(FIBA)が主催する、アジアの男子クラブチームによる国際大会です。

各国の国内リーグや地域大会で好成績を収めたクラブが参加し、アジアのクラブ王者を決定します。

項目内容
正式名称Basketball Champions League Asia
略称BCL Asia
主催FIBA(国際バスケットボール連盟)
大会の位置づけアジアの男子クラブ王者決定戦
現名称での初開催2024年
前身大会FIBA Asia Champions Cup
主な開催時期6月(2024・2025年実績)
優勝特典FIBAインターコンチネンタルカップへの出場権

前身はFIBA Asia Champions Cup

BCL Asiaという名称が使用されるようになったのは2024年ですが、アジアのクラブ王者を決める大会の歴史は、それ以前から続いています。

前身大会は「FIBA Asia Champions Cup(FIBAアジアチャンピオンズカップ)」。

各国のクラブが国際舞台で競い合う大会として開催され、2019年には日本のアルバルク東京が優勝しています。

2024年にBCL Asiaへと名称が変更され、現在の大会へ引き継がれました。

そのため、BCL Asiaの歴史を考える際には、2024年以降の成績だけでなく、前身大会の実績も重要になります。

BCL Asiaの開催時期・開催地

BCL Asiaは、2024年と2025年のいずれも6月に開催されました。

開催年開催期間開催地
2024年6月9日〜15日UAE・ドバイ
2025年6月7日〜13日UAE・ドバイ
2026年開催延期再調整中

2024年、2025年ともに、Bリーグなど各国の国内リーグがシーズンを終える時期に開催されています。

ただし、毎年必ず6月に開催されると決まっているわけではありません。

開催日程や開催地は、その年のFIBAの発表によって決定されます。

2026年大会は開催延期

2026年大会は当初6月に開催される予定でしたが、中東情勢を考慮して延期されました。

B.LEAGUEの公式発表によると、FIBAから10月上旬への延期が案内され、具体的な日程や開催地については関係団体で調整することとなりました。

日本からは、EASL 2025-26で優勝した宇都宮ブレックスが出場を予定しています。

なお、2026年大会の最終的な開催日程・開催地については、正式発表を確認する必要があります。

BCL Asiaの出場資格は?地域別の出場経路

BCL Asiaには、アジアのすべての国内リーグ王者が自動的に出場できるわけではありません。

国内リーグの成績によって代表となるクラブもあれば、複数の国・地域が参加する国際大会を勝ち抜いて出場権を獲得するクラブもあります。

主な出場経路は以下のとおりです。

地域・対象主な出場経路
日本EASL(2026年大会から)
韓国EASL(2026年大会から)
フィリピンEASLなど。年度によって選考方式が異なる
中国CBAの成績などに基づく代表選出
東アジア・東南アジアの一部BCL Asia-East
西アジア・湾岸地域などFIBA West Asia Super League(WASL)
開催国年度によって開催国枠が設けられる場合がある

このように、地域ごとに異なる大会や制度を通じて出場クラブが決まります。

また、出場枠や選考条件は毎年同じとは限りません。

東アジア・東南アジア:BCL Asia-East

BCL Asia-Eastは、東アジアおよび東南アジアのクラブがBCL Asiaへの出場権を争う大会です。

2024年には「BCL Asia Qualifiers」という名称で開催され、2025年からBCL Asia-Eastとなりました。

参加する国・地域には、モンゴル、チャイニーズ・タイペイ、インドネシア、マレーシア、タイ、香港などがあります。

2026年大会には7チームが参加しました。

大会はグループステージとFinal 6で構成され、最終的な上位2チームがBCL Asiaへの出場権を獲得します。ただし、同一の国・地域の協会から出場できるのは原則1チームという条件があります。

2026年のBCL Asia-Eastでは、香港のサウスチャイナ・アスレチックが優勝。準優勝の桃園パウイアン・パイロッツとともにBCL Asiaへの出場権を獲得しました。

西アジア:FIBA West Asia Super League(WASL)

西アジアのクラブにとって重要な出場経路となるのが、FIBA West Asia Super League(WASL)です。

WASLは西アジアや湾岸地域などのクラブが参加する国際大会で、地域リーグと最終決戦となるFinal 8などを通じて上位クラブを決定します。

2025年には、WASL Final 8で優勝したレバノンのアル・リヤディと、準優勝したイランのタビアトがBCL Asiaへの出場権を獲得しました。

2026年についても、WASL Final 8の上位2チームがBCL Asiaに進む経路としてFIBAから案内されています。

中国:CBAからの代表選出

中国からは、国内トップリーグであるCBA(Chinese Basketball Association)のクラブが参加してきました。

2024年大会には、2023-24シーズンのCBA王者である遼寧フライングレパーズが出場。

2025年大会には浙江広厦ライオンズが参加しています。

中国の代表選出についても、年度ごとのFIBAの出場チーム発表を確認する必要があります。

BリーグからBCL Asiaに出場するには?

日本のBリーグクラブの出場資格は、2026年大会から大きく変更されました。

2025年まではBリーグ年間王者が出場

2024年と2025年は、直近のBリーグシーズンの年間優勝クラブがBCL Asiaに出場する仕組みでした。

開催年日本代表クラブ出場資格
2024年広島ドラゴンフライズBリーグ2023-24年間優勝
2025年宇都宮ブレックスBリーグ2024-25年間優勝

つまり、Bリーグで優勝することが、アジア王者を目指すための第一歩でした。

2026年からEASLが予選を兼ねる方式へ

2026年大会からは、東アジアスーパーリーグ(EASL)がBCL Asiaへの予選を兼ねる仕組みに変更されました。

B.LEAGUEが発表した2026年大会の選考規定では、EASLに出場した日本クラブのうち、最も成績が良かったクラブがBCL Asiaへの出場資格を得るとされています。

2025-26シーズンのEASLに参加した日本クラブは、宇都宮ブレックス、アルバルク東京、琉球ゴールデンキングスの3チーム。

このうち宇都宮ブレックスがEASLで優勝し、BCL Asia 2026への出場権を獲得しました。

2026-27シーズンのEASLからは3枠

EASLは2026-27シーズンについても、BCL Asiaの公式予選となることを発表しています。

発表された出場枠は以下の3つです。

  1. EASLに参加する日本クラブの最上位チーム
  2. EASLに参加する韓国クラブの最上位チーム
  3. 日本・韓国以外のEASL参加クラブの最上位チーム

3つ目の枠は、フィリピン、香港、マカオ、チャイニーズ・タイペイ、モンゴルなどのクラブが争うことになります。

このようにEASLは、東アジアのクラブ王者を争う大会であると同時に、BCL Asiaへ進むための重要な大会にもなりました。

※EASLについては別の記事で紹介しています。

関連記事:EASL(東アジアスーパーリーグ)とは?参加リーグ・Bリーグ出場条件・歴代優勝チームを徹底解説

BCL Asiaの大会方式

BCL Asiaでは、グループステージと決勝トーナメントを通じて優勝クラブを決定します。

ただし、出場チーム数や決勝トーナメントへの進出条件は年度によって異なります。

2024年大会:8チーム制

初開催となった2024年大会には8チームが参加しました。

大会方式は以下のとおりです。

  • 8チームを4チームずつの2グループに分ける
  • 各グループで1回総当たり戦を実施
  • 各グループ上位2チームが準決勝に進出
  • 準決勝の勝者が決勝へ進出
  • 敗者は3位決定戦を戦う

グループステージで各チームが3試合を行い、上位4チームが優勝を争う方式でした。

2025年大会:9チーム制

2025年大会は参加チームが9チームとなり、大会方式も変更されました。

  • 9チームを3チームずつの3グループに分ける
  • 各グループで1回総当たり戦を実施
  • 全体の上位8チームが準々決勝に進出
  • 準々決勝、準決勝、決勝を実施
  • 準決勝の敗者は3位決定戦を戦う

2024年とは異なり、準々決勝から決勝トーナメントが始まる方式です。

グループステージ終了後には、各グループの成績をもとに総合順位を決定し、準々決勝の組み合わせ抽選が行われました。

なお、2026年大会については、過去2大会と同じ方式になるとは限りません。正式な大会要項に基づく確認が必要です。

BCL Asiaの歴代結果・優勝チーム一覧

2024年に現在の名称となってからの大会結果をまとめました。

年優勝準優勝3位開催地
2024アル・リヤディ(レバノン)シャバブ・アル・アハリ(UAE)広島ドラゴンフライズ(日本)ドバイ
2025宇都宮ブレックス(日本)アル・リヤディ(レバノン)ウランバートル・ザック・ブロンコス(モンゴル)ドバイ
2026未決定未決定未決定開催延期

2024年:アル・リヤディが初代王者に

2024年6月9日〜15日にUAE・ドバイで開催された初回大会。

決勝ではレバノンのアル・リヤディが、開催国UAEのシャバブ・アル・アハリを122-96で破り、初代BCL Asia王者に輝きました。

アル・リヤディは攻撃力の高さを発揮し、決勝でも120点を超える得点を記録。

大会MVPにはレバノン代表でも活躍するワエル・アラクジが選ばれました。

日本から出場した広島ドラゴンフライズは準決勝でアル・リヤディに敗れたものの、3位決定戦でイランのシャハルダリ・ゴルガンに81-76で勝利。

初出場で3位という結果を残しました。

2025年:宇都宮ブレックスがアジア制覇

2025年6月7日〜13日、前年に続いてUAE・ドバイで開催されました。

決勝は宇都宮ブレックスと、連覇を狙うアル・リヤディの対戦。

試合は最後まで接戦となりましたが、宇都宮が94-93で勝利し、初優勝を果たしました。

特に印象的だったのは、試合残り23.6秒でD.J・ニュービルが決めた逆転3ポイントシュート。

宇都宮は93-91とリードを許していた状況から逆転し、最後まで守り切りました。

ニュービルは大会MVPにも選出され、宇都宮をアジア王者へと導いています。

また、3位決定戦ではモンゴルのウランバートル・ザック・ブロンコスがシャバブ・アル・アハリを84-79で破りました。

BCL Asiaに出場した日本のクラブと歴代成績

日本のクラブは、BCL Asiaへの改称後、2大会連続で表彰台に上がっています。

年日本代表クラブ最終成績
2024広島ドラゴンフライズ3位
2025宇都宮ブレックス優勝
2026宇都宮ブレックス出場予定⇒大会中止

2024年:広島ドラゴンフライズ

Bリーグ2023-24シーズンを制した広島ドラゴンフライズが出場しました。

グループステージを突破した広島は、準決勝でアル・リヤディと対戦。

89-121で敗れたものの、3位決定戦ではシャハルダリ・ゴルガンに81-76で勝利しました。

Bリーグ初優勝に続き、アジアの舞台でも3位という成果を残した大会でした。

2025年:宇都宮ブレックス

Bリーグ2024-25シーズンの王者として出場した宇都宮ブレックス。

グループステージではメラルコ・ボルツに敗れる試合もありましたが、決勝トーナメントで勝ち上がります。

準々決勝ではイランのタビアトをダブルオーバータイムの末に破り、準決勝ではモンゴルのブロンコスに93-71で勝利。

決勝でアル・リヤディを94-93で下し、BCL Asia初優勝を達成しました。

日本のクラブによるアジア制覇は、前身大会を含めると2019年のアルバルク東京以来6年ぶりです。

前身大会ではアルバルク東京が2019年に優勝

BCL Asiaの前身であるFIBA Asia Champions Cupでは、2019年にアルバルク東京が優勝しています。

決勝で対戦したのは、2024年の初代BCL Asia王者となるアル・リヤディ。

アルバルク東京はこの強豪を破り、アジア王者に輝きました。

その6年後、2025年には宇都宮ブレックスが再びアル・リヤディを決勝で破り、日本勢にタイトルをもたらしたことになります。

BCL Asiaで優勝するとどうなる?

BCL Asiaの優勝クラブには、世界各地域のクラブ王者が集まる「FIBAインターコンチネンタルカップ」への出場権が与えられます。

FIBAインターコンチネンタルカップは、アジアだけでなく、ヨーロッパ、アフリカ、アメリカ大陸などのクラブが参加する国際大会です。

2024年のアル・リヤディ、2025年の宇都宮ブレックスも、BCL Asia優勝によってインターコンチネンタルカップへの出場権を獲得しました。

つまり、日本のクラブが世界の強豪クラブと対戦するまでには、次のような道筋があります。

国内リーグ → EASL → BCL Asia → FIBAインターコンチネンタルカップ

これは2026年大会からの日本クラブの出場経路を表したものであり、アジアのすべてのクラブが同じ経路をたどるわけではありません。

FIBAインターコンチネンタルカップについては別の記事で紹介しています。

関連記事:FIBAインターコンチネンタルカップとは?出場資格・大会方式・歴代優勝チーム・日本クラブの出場条件を解説

BCL AsiaとEASLの違い

BCL AsiaとEASLは、どちらもアジアのクラブチームが参加する国際大会ですが、その目的や参加範囲は異なります。

項目BCL AsiaEASL
正式名称Basketball Champions League AsiaEast Asia Super League
主な参加地域アジア各地域東アジアを中心とする地域
大会の位置づけアジアのクラブ王者決定戦東アジアのクラブ国際大会
出場経路国内リーグ・地域大会など各国リーグなどの選考基準
開催時期2024・2025年は6月国内リーグのシーズン中を中心に開催
上位大会との関係優勝クラブがインターコンチネンタルカップへBCL Asiaの予選を兼ねる

特に大きな違いは、BCL Asiaがアジア全体のクラブ王者を決める大会であるのに対し、EASLは東アジアを中心としたクラブが競う大会であるという点です。

また、EASLの成績がBCL Asiaへの出場資格につながることで、両大会の関係は以前よりも密接になっています。

EASLの参加リーグや出場資格、歴代結果については、以下の記事で詳しく紹介しています。

関連記事:EASL(東アジアスーパーリーグ)とは?参加リーグ・Bリーグ出場条件・歴代優勝チームを徹底解説

まとめ|BCL Asiaはアジアから世界へつながる大会

BCL Asiaは、アジアのクラブチームNo.1を決める国際大会です。

前身となるFIBA Asia Champions Cupの歴史を引き継ぎ、2024年から現在の名称で開催されています。

日本からは2024年に広島ドラゴンフライズが出場して3位、2025年には宇都宮ブレックスが優勝を果たしました。

さらに2026年からは、EASLがBCL Asiaへの予選を兼ねる仕組みへと変更されています。

Bリーグでの成功がEASLへの出場につながり、EASLからBCL Asia、そして世界のクラブ王者が集まるインターコンチネンタルカップへ。

日本のクラブにとって、アジアから世界を目指す道筋がより明確になりつつあります。

今後はBCL Asiaの開催方式や出場枠の変化に加え、日本のクラブがアジアの強豪とどのような戦いを見せるのかにも注目です。

出典・参考資料

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