12月6日より始まったインカレ2021。
ここまで1、2回戦の試合がすべて終了し、ベスト8が出揃いました。
こちらではここまでの大会を振り返っていきたいと思います。
関西代表の奮闘
関西代表チームが魅せている。
大学のバスケットは所属する学校の数や、有名選手が関東の大学に集中する傾向がある。
実際に過去のインカレの結果を見ても、上位は関東のチームが独占することがほとんどである。
そのため、関東以外の代表校のほとんどは打倒関東を掲げインカレに参戦してきている。
そんな中、今年大会では続々と関西のチームが関東チームを下し、打倒関東を実践しているのである。
インカレの幕開けを告げる大会初日の最初の試合、拓殖大学(関東11位) vs 天理大学(関西3位)の一戦。
高さとテクニックを併せ持つ強力な留学生ジョフ・ユセフや、ガードの祝俊成、平良陽汰らを擁する拓殖大学を、天理大学が68 – 67の接戦の末に下した。
そして2日目の一戦目、青山学院大学(関東10位) vs 関西学院大学(関西5位)の試合では、52 – 63で青山学院が敗れている。
天理、関西学院は続く2回戦でそれぞれ中央、専修に敗れてしまったが、関西の大学の力が関東のトップレベルのチームにも引けを取らないことを証明してくれた。
そして、京都産業大学(関西1位)も2回戦で明治大学(関東12位)を退けて打倒関東を達成。
ベスト8へと駒を進めている。
続く準々決勝は優勝候補の1つ、専修大学との一戦。果たしてこの大一番を制し、ベスト4入りを決められるか?
インカレ2021 ベスト8
①東海大学
説明不要のタレント集団。2回戦では大東文化大学との死闘をものにし、ベスト8へ駒を進めた。
昨年のインカレMVP大倉颯太も大怪我から復帰を果たした、今大会の優勝候補筆頭。
②中央大学
オータムリーグ終盤から調子を上げている中央大学がベスト8入り。
覚醒した3年生エース、渡部琉を中心としたオフェンスが東海大学相手にどこまで迫れるか。
③京都産業大学
関西勢から唯一ベスト4入りを決めた京都産業大学。報徳出身のスーパールーキー宇都宮陸の他、洛南や報徳など関西の強豪校出身の選手が多い。トランジションの速いバスケで、続けて関東撃破を狙う。
④専修大学
関東の能力者軍団。高い実力を有しながらも、これまで中々優勝に届いてこなかった専修。
2回戦では青山学院を破った関西学院を大差で圧倒。キング開は最後に有終の美を飾れるか!?
⑤白鴎大学
大学トップレベルの関東1部の中にあって、近年安定して上位の成績を残す白鴎大学。
堅実なバスケで昨年の壁を破り決勝へ進めるか!?
⑥日本体育大学
昨年やぶれた近畿大学へリベンジを果たしてベスト8入りを決めた日体大。
井出拓実と小川麻斗の福岡第一出身のツーガードを中心に速いバスケットで優勝を狙う。
⑦筑波大学
少数精鋭の、世代を代表するオールラウンダー集団の筑波大学。近年インカレで本領を発揮する傾向がある筑波が、準々決勝で東海へのリベンジに燃える日本大学に挑む!
⑧日本大学
米須、コンゴローのルーキーコンビの加入で一気に力をつけた日本大学。
2回戦では同じ関東1部の早稲田大学を圧倒し準々決勝に駒を進めている。
まとめ
関西勢の躍進が印象的な今大会ですが、蓋を開ければベスト8はやはり関東の上位チームが占めています。
京都産業大学は関西勢としてベスト4へ進めるか注目が集まります。
それにしても東海と大東文化の一戦は2回戦とは思えないほどの見応えでしたね。
ここから先、あの試合を超える熱い闘いが見れるのか非常に楽しみです。
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