Bリーグでは、毎シーズンのレギュラーシーズン終了後に、個人成績で優れた記録を残した選手を表彰しています。
得点王、アシスト王、リバウンド王など、選手の活躍を数字で振り返ることができる個人タイトルです。
2016-17シーズンのBリーグ開幕以来、ニック・ファジーカス、ダバンテ・ガードナー、富樫勇樹、河村勇輝など、多くの選手がタイトルを獲得してきました。
この記事では、2025-26シーズンまでのB1歴代個人スタッツリーダーを7部門に分けて紹介します。
Bリーグの個人スタッツリーダーとは?
Bリーグでは、レギュラーシーズンの個人成績をもとに「リーダーズ表彰」が行われています。
対象となるのは以下の7部門です。
| 部門 | 主な評価指標 |
|---|---|
| 得点王 | 1試合平均得点 |
| アシスト王 | 1試合平均アシスト |
| リバウンド王 | 1試合平均リバウンド |
| スティール王 | 1試合平均スティール |
| ブロック王 | 1試合平均ブロック |
| ベスト3P成功率賞 | 3ポイントシュート成功率 |
| ベストFT成功率賞 | フリースロー成功率 |
得点王などの主要5部門は、シーズンの合計数ではなく、原則として1試合平均の数字で決定されます。
また、タイトルの対象となるには一定の出場試合数を満たす必要があります。
2025-26シーズンのB1では、各クラブの実施試合数の85%以上に出場した選手が対象となりました。
3ポイント成功率賞とフリースロー成功率賞には、さらに一定のシュート成功数や成功率などの条件が設けられています。
Bリーグ歴代得点王一覧
得点王は、レギュラーシーズンで最も高い1試合平均得点を記録した選手に贈られるタイトルです。
| シーズン | 得点王 | 所属クラブ |
|---|---|---|
| 2016-17 | ニック・ファジーカス | 川崎 |
| 2017-18 | ダバンテ・ガードナー | 新潟 |
| 2018-19 | ダバンテ・ガードナー | 新潟 |
| 2019-20 | ダバンテ・ガードナー | 三河 |
| 2020-21 | ニック・メイヨ | 北海道 |
| 2021-22 | ショーン・ロング | 北海道 |
| 2022-23 | ペリン・ビュフォード | 島根 |
| 2023-24 | ペリン・ビュフォード | 島根 |
| 2024-25 | ブロック・モータム | 滋賀 |
| 2025-26 | ジャレット・カルバー | 仙台 |
ダバンテ・ガードナーが3年連続得点王
歴代得点王のなかでも特筆すべき選手がダバンテ・ガードナーです。
2017-18、2018-19、2019-20の3シーズン連続で得点王を獲得しました。
最初の2シーズンは新潟アルビレックスBB、3年目はシーホース三河に所属。
クラブが変わっても高い得点力を発揮し続けたことになります。
2025-26はジャレット・カルバーが受賞
2025-26シーズンは仙台89ERSのジャレット・カルバーが平均26.5得点で得点王に輝きました。
NBAドラフト1巡目全体6位指名の経歴を持つカルバーは、Bリーグ参戦初年度から得点力を発揮。
秋田ノーザンハピネッツ戦では1試合52得点を記録し、B1の1試合最多得点記録に並びました。
Bリーグ歴代アシスト王一覧
アシスト王は、1試合平均アシスト数が最も多かった選手に贈られます。
| シーズン | アシスト王 | 所属クラブ |
|---|---|---|
| 2016-17 | 宇都直輝 | 富山 |
| 2017-18 | 宇都直輝 | 富山 |
| 2018-19 | ジュリアン・マブンガ | 京都 |
| 2019-20 | 富樫勇樹 | 千葉J |
| 2020-21 | ジュリアン・マブンガ | 富山 |
| 2021-22 | 富樫勇樹 | 千葉J |
| 2022-23 | 河村勇輝 | 横浜BC |
| 2023-24 | 河村勇輝 | 横浜BC |
| 2024-25 | 佐々木隆成 | 三遠 |
| 2025-26 | D.J・ニュービル | 宇都宮 |
日本人ガードの活躍が目立つ部門
アシスト王は、歴代の主要タイトルのなかでも日本人選手の活躍が目立つ部門です。
初年度から宇都直輝が2年連続で受賞。その後、富樫勇樹が2回、河村勇輝も2回受賞しています。
河村は2022-23シーズンに平均8.5アシスト、2023-24シーズンにも平均8.1アシストを記録。
特に2022-23シーズンは平均19.5得点も挙げ、MVP、新人賞、アシスト王などの個人タイトルを獲得しました。
2024-25シーズンは佐々木隆成が受賞し、日本人選手によるアシスト王は4シーズン連続となりました。
Bリーグ歴代リバウンド王一覧
リバウンド王は、1試合平均リバウンド数が最も多かった選手に贈られるタイトルです。
| シーズン | リバウンド王 | 所属クラブ |
|---|---|---|
| 2016-17 | ライアン・ロシター | 栃木 |
| 2017-18 | ニック・ファジーカス | 川崎 |
| 2018-19 | ジョシュ・ハレルソン | 大阪 |
| 2019-20 | ジャック・クーリー | 琉球 |
| 2020-21 | ジャック・クーリー | 琉球 |
| 2021-22 | セバスチャン・サイズ | A東京 |
| 2022-23 | ジャック・クーリー | 琉球 |
| 2023-24 | ジョン・ムーニー | 千葉J |
| 2024-25 | トーマス・ウェルシュ | 北海道 |
| 2025-26 | ショーン・オマラ | FE名古屋 |
ジャック・クーリーが最多の3回受賞
歴代リバウンド王では、琉球ゴールデンキングスのジャック・クーリーが3回受賞しています。
2019-20、2020-21シーズンに2年連続でタイトルを獲得し、2022-23シーズンにも受賞。
インサイドでのポジショニングやフィジカルを生かしたリバウンドは、琉球の強みの一つとなりました。
2023-24シーズンには千葉ジェッツのジョン・ムーニーが平均12.0リバウンドで受賞しています。
Bリーグ歴代スティール王一覧
スティール王は、1試合平均スティール数が最も多い選手に贈られるタイトルです。
| シーズン | スティール王 | 所属クラブ |
|---|---|---|
| 2016-17 | 広瀬健太 | SR渋谷 |
| 2017-18 | マイケル・パーカー | 千葉J |
| 2018-19 | 中山拓哉 | 秋田 |
| 2019-20 | ベンドラメ礼生 | SR渋谷 |
| 2020-21 | 川嶋勇人 | 三遠 |
| 2021-22 | パブロ・アギラール | 川崎 |
| 2022-23 | ジェレミー・ジョーンズ | FE名古屋 |
| 2023-24 | コー・フリッピン | 群馬 |
| 2024-25 | アーロン・ヘンリー | FE名古屋 |
| 2025-26 | アーロン・ヘンリー | 名古屋D |
日本人選手も複数回受賞
スティール王は、ディフェンスでのボール奪取能力が数字として表れるタイトルです。
広瀬健太、中山拓哉、ベンドラメ礼生、川嶋勇人など、日本人選手も歴代受賞者に名を連ねています。
2024-25シーズンと2025-26シーズンにはアーロン・ヘンリーが2年連続で受賞。
FE名古屋から名古屋ダイヤモンドドルフィンズへ移籍した後もタイトルを獲得しました。
Bリーグ歴代ブロック王一覧
ブロック王は、1試合平均ブロック数が最も多かった選手に贈られます。
| シーズン | ブロック王 | 所属クラブ |
|---|---|---|
| 2016-17 | ジョシュ・ハレルソン | 大阪 |
| 2017-18 | ハシーム・サビート・マンカ | 横浜 |
| 2018-19 | カディーム・コールビー | 秋田 |
| 2019-20 | ジョーダン・ヒース | 川崎 |
| 2020-21 | アレックス・デイビス | 秋田 |
| 2021-22 | アレックス・デイビス | 秋田 |
| 2022-23 | ジョーダン・ヒース | 川崎 |
| 2023-24 | ジョシュ・ホーキンソン | SR渋谷 |
| 2024-25 | サッシャ・キリヤ・ジョーンズ | 川崎 |
| 2025-26 | デイビッド・ヌワバ | 三遠 |
ジョーダン・ヒースとアレックス・デイビスが2回受賞
ブロック王では、ジョーダン・ヒースとアレックス・デイビスがそれぞれ2回受賞しています。
2023-24シーズンには日本代表でも活躍するジョシュ・ホーキンソンが平均1.3ブロックで受賞。
2025-26シーズンは三遠ネオフェニックスのデイビッド・ヌワバが平均1.3ブロックでタイトルを獲得しました。
Bリーグ歴代ベスト3P成功率賞一覧
ベスト3P成功率賞は、規定の条件を満たした選手のなかで、最も高い3ポイントシュート成功率を記録した選手に贈られます。
| シーズン | 受賞選手 | 所属クラブ |
|---|---|---|
| 2016-17 | 金丸晃輔 | 三河 |
| 2017-18 | 喜多川修平 | 栃木 |
| 2018-19 | 石井講祐 | 千葉J |
| 2019-20 | 松井啓十郎 | 京都 |
| 2020-21 | 狩野祐介 | 名古屋D |
| 2021-22 | 狩野祐介 | 名古屋D |
| 2022-23 | ニック・ケイ | 島根 |
| 2023-24 | 比江島慎 | 宇都宮 |
| 2024-25 | 比江島慎 | 宇都宮 |
| 2025-26 | イ ヒョンジュン | 長崎 |
狩野祐介と比江島慎が2年連続受賞
3ポイント成功率賞では、狩野祐介と比江島慎がそれぞれ2年連続で受賞しています。
比江島は2023-24シーズンに44.0%を記録。
高い成功率を維持しながら得点源としても活躍しました。
2025-26シーズンは長崎ヴェルカのイ ヒョンジュンが47.9%で受賞しています。
3ポイントシュートは成功率だけでなく、試投数や成功数も重要です。そのため、このタイトルには一定の成功数に関する規定が設けられています。
Bリーグ歴代ベストFT成功率賞一覧
ベストFT成功率賞は、規定の条件を満たした選手のなかで、最も高いフリースロー成功率を記録した選手に贈られるタイトルです。
| シーズン | 受賞選手 | 所属クラブ |
|---|---|---|
| 2016-17 | 金丸晃輔 | 三河 |
| 2017-18 | 金丸晃輔 | 三河 |
| 2018-19 | 金丸晃輔 | 三河 |
| 2019-20 | 金丸晃輔 | 三河 |
| 2020-21 | 古川孝敏 | 秋田 |
| 2021-22 | 橋本竜馬 | 北海道 |
| 2022-23 | 平尾充庸 | 茨城 |
| 2023-24 | 平尾充庸 | 茨城 |
| 2024-25 | 篠山竜青 | 川崎 |
| 2025-26 | ネイサン・ブース | 仙台 |
金丸晃輔が開幕から4年連続受賞
ベストFT成功率賞で圧倒的な実績を残したのが金丸晃輔です。
Bリーグが開幕した2016-17シーズンから2019-20シーズンまで4年連続で受賞しました。
歴代個人スタッツリーダーのなかでも、同一部門で4年連続受賞した記録は際立っています。
2022-23、2023-24シーズンには平尾充庸が2年連続で受賞。
2025-26シーズンはネイサン・ブースが94.3%という高い成功率でタイトルを獲得しています。
歴代個人タイトルから見えるBリーグの特徴
外国籍選手が得点・リバウンド・ブロックで強さを発揮
得点王、リバウンド王、ブロック王では、外国籍選手や帰化選手が多くのタイトルを獲得しています。
特に得点王では、ニック・ファジーカス、ダバンテ・ガードナー、ペリン・ビュフォードらが複数回受賞。
一方、アシスト王では宇都直輝、富樫勇樹、河村勇輝、佐々木隆成など、日本人ガードの活躍が目立ちます。
2025-26は主要7部門すべてで日本人選手の受賞なし
2025-26シーズンは、B1の主要7部門すべてで日本人選手の受賞がありませんでした。
これは2016年のBリーグ開幕以来初めての出来事です。
得点王のジャレット・カルバーをはじめ、7部門すべてを外国籍選手が占める結果となりました。
日本人選手の競技力が低下したと単純に結論づけられるものではありませんが、Bリーグにおける外国籍選手の存在感を考えるうえで興味深い記録です。
複数回受賞した選手たち
| 選手 | タイトル | 受賞回数 |
|---|---|---|
| 金丸晃輔 | FT成功率賞 | 4回 |
| ダバンテ・ガードナー | 得点王 | 3回 |
| ジャック・クーリー | リバウンド王 | 3回 |
| 宇都直輝 | アシスト王 | 2回 |
| 富樫勇樹 | アシスト王 | 2回 |
| 河村勇輝 | アシスト王 | 2回 |
| ジュリアン・マブンガ | アシスト王 | 2回 |
| ペリン・ビュフォード | 得点王 | 2回 |
| アレックス・デイビス | ブロック王 | 2回 |
| ジョーダン・ヒース | ブロック王 | 2回 |
| 狩野祐介 | 3P成功率賞 | 2回 |
| 比江島慎 | 3P成功率賞 | 2回 |
| 平尾充庸 | FT成功率賞 | 2回 |
| アーロン・ヘンリー | スティール王 | 2回 |
金丸晃輔の4年連続受賞は、歴代スタッツリーダーのなかでも特に目立つ記録です。
まとめ
Bリーグの個人スタッツリーダーを振り返ると、各シーズンを代表する選手の活躍だけでなく、リーグ全体の特徴も見えてきます。
得点王ではダバンテ・ガードナーが3年連続受賞、リバウンド王ではジャック・クーリーが3回受賞、FT成功率賞では金丸晃輔が4年連続受賞という記録を残しました。
また、アシスト王では日本人ガードが存在感を発揮してきた一方、2025-26シーズンは7部門すべてで外国籍選手が受賞するなど、シーズンごとの変化も見られます。
個人タイトルは、その年にどの選手が活躍したのかを振り返るための重要な記録。
今後も歴代受賞者の変遷に注目していきたいところです。

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