7月5日(月)、ついに東京オリンピックに臨む12人の男子バスケット日本代表メンバーが発表されました!
候補メンバーを集めての強化合宿や、アジアカップ予選、イランとの国際強化試合を経て、選定に選定を重ねたサバイバルの中で選りすぐられたまさに日本が誇る12人の選手達!
こちらでは彼らの勇姿をより身近に感じながら観戦できるよう、日本代表12名、AKATSUKI FIVEの選手達をチェックしていきましょう!
東京五輪男子バスケットボール日本代表 AKATSUKI FIVE
PG (ポイントガード)
#2 富樫 勇樹(とがしゆうき)
Bリーグ初の1億円プレーヤーとして有名な富樫選手は1993年7月30日生まれでもうすぐ28歳になるポイントガード。
現在はBリーグの千葉ジェッツに在籍しており、2020-21シーズンはチームをリーグ優勝に大きく貢献しました。
中学時代は父が監督を務める本丸中学校で全中優勝、高校ではアメリカのモントロスクリスチャン高校に留学し、帰国後に高卒で現在の秋田ノーザンハピネッツでプロデビューをしています。
NBAダラスマーベリックスの下部組織、テキサスレジェンズでプレーした経験もある海外のプレー経験豊富な選手です。
167cm/65kgという一際小柄な体格ながらも、スピードを武器に大きな選手を翻弄しアシストや得点を決める姿は、身長の小さいバスケットプレーヤーたちに希望を与えています。
スピードのあるドリブルから急に止まって放つプルアップの3Pは、止まってからボールをリリースするまでの動作が速く、わかっていても止められない。
残り時間の少ない拮抗した接戦の場面で、何度もチームに勝利を呼び込んできた、クラッチタイムの強さも持っている選手です。
#9 ベンドラメ 礼生(べんどらめれお)
Bリーグ サンロッカーズ渋谷のキャプテンにして、チームの顔であるベンドラメ選手。
1993年11月14日生まれ27歳。
ブラジル人の父と日本人の母との間に生まれ、延岡学園高校時代には高校3冠を達成。卒業後は東海大学に進学し、プロ入り後はサンロッカーズ渋谷一筋で現在に至っています。
過去にはBリーグの新人王やスティール王といった賞を受賞した経験も持っています。
186㎝/80kgのポイントガードで、アグレッシブなディフェンスと、積極的にゴールにアタックしていくドライブなど、ゲームの流れを変えるプレーができる選手です。
2019年のワールドカップでは代表候補16名に残りながらも、惜しくも代表入りを逃していたが、今回念願の日本代表入りを勝ち取りました!
相手に流れが行きかけている場面での起用が予想されますので、そんな難しい場面で強いメンタルを持ってチームにエネルギーをもたらしてくれることを期待されます。
#24 田中 大貴(たなかだいき)
Bリーグのプリンスの異名を持つ田中大貴選手は、今回のオリンピックではチームキャプテンに任命されている選手です。
1991年9月3日生まれの29歳。
192㎝/93kgの体格で、所属しているアルバルク東京では主にSGとしてプレーする選手ですが、日本代表ではPGにポジションをコンバートしています。
高校時代を長崎西高校で過ごし、東海大学に進学。
卒業後はアルバルク東京でチームの顔として現在まで活躍しています。
Bリーグでは過去4回のベスト5選出に加え、2019-20シーズンのMVPに輝いています。
世界の高さに対抗できる身長と、安定したゲームコントロール、強度の高いディフェンス、ピックアンドロールの使い方、多様な得点のバリエーションと、まさに隙のないオールラウンドなプレーヤーです。
コロナの関係で久しぶりの国際試合となった6月のアジアカップ予選では、ポイントガードとして見違えるほどの成長を見せつけ圧倒的な存在感を見せつけてくれました。
オリンピックでは先発のPGとしての起用が予想されております。
SG(シューティングガード)
#6 比江島 慎(ひえじままこと)
1990年8月11日生まれの30歳。191㎝/88kgのオーストラリアのリーグでのプレー経験もあるSGで、独特なステップワーク「比江島ステップ」で得点を重ねるスコアラーです。
洛南高校時代には史上2校目となるウインターカップ3連覇に貢献。
青山学院大学時代にはインカレ優勝を2度経験。
プロ転向後はシーホース三河で6シーズンプレーし、現在はBリーグの強豪宇都宮ブレックスで日本人エースとして活躍中。
得点力が期待される選手なので、積極的にゴールを狙ってプレーして欲しい選手です。
#14 金丸 晃輔(かなまるこうすけ)
1989年3月8日生まれ31歳。192㎝/88kgの3Pシューター。
ファンの間では釣り好きで有名な選手です。
2020-21シーズンのBリーグレギュラーシーズンMVPに輝いたのは記憶に新しいですね。
福大大濠高校から明治大学、パナソニックからシーホース三河といったチームを経て、来シーズンは島根スサノオマジックへの移籍が発表されています。
日本代表には2014年以来の選出となりますが、久しぶりの国際戦でも如何なく正確無比な3Pシュートを炸裂させてくれています!
高さに劣る日本では、外からのシュートを高確率で沈める金丸選手の存在は、日本の勝利には欠かせない重要な存在です。
SF(スモールフォワード)
#8 八村 塁(はちむらるい)
1998年2月8日生まれの23歳。203㎝/102kg。
日本人初のNBAドラフト指名を獲得した日本の至宝。
ベナン人の父と日本人の母とのハーフ。
奥田中時代にバスケットをはじめ全国準優勝した後は、明成高校に進学しウインターカップ3連覇を達成。卒業後、アメリカのNCAA1部の名門、ゴンザガ大学へ進学。
その後NBAのワシントンウィザーズから日本人初となる1巡目指名を獲得する快挙を成し遂げた。
素晴らしい体幹でミドルレンジから放たれるシュートは、非常にフォームが美しく、正確にゴールを射抜きます。
海外の選手にもあたり負けしない強いフィジカルと、世界基準の高さと機動力など、高い身体能力とスキルを兼ね備える日本代表に欠かせない存在。
#12 渡邊 雄太(わたなべゆうた)
田臥勇太 以来、日本人2人目のNBA選手となった渡邊選手は、今回の日本代表では田中大貴とともにチームキャプテンを務める。
1994年10月13日生まれの26歳。206㎝/96kgの体格で、尽誠学園卒業後にアメリカのNCAA1部、ジョージワシントン大学へ留学。
卒業後はNBAのサマーリーグに参加し、メンフィス・グリズリーズとツーウェイ契約(NBAトップチームと傘下のGリーグチームの両方に所属する契約)を結ぶ。
Gリーグのメンフィス・ハッスルではチームのエースとして活躍するものの、トップチームのグルズリーズでは中々活躍の場が与えられずに我慢の期間を過ごしていたが、2020ー21シーズンはトロント・ラプターズとツーウェイ契約を結び活躍の場を移すと、持ち前のディフェンス力と課題であったオフェンス面でも存在感を発揮し、シーズン途中で見事本契約を結ぶことに成功した。
ハードワーカーとしても有名で、常に全力でバスケットに向き合い、努力を惜しまない姿勢はまさに日本人の誇りです。
そんな渡邊選手のハッスルプレーがチームを牽引し、勝利に導いてくれることでしょう!
#18 馬場 雄大(ばばゆうだい)
1995年11月5日生まれの25歳。198㎝/90kgのSG/SF。
八村塁の奥田中学校時代の2つ上の先輩にあたることは有名な話。
高校では父が監督を務める富山第一高校でウインターカップに出場、卒業後は筑波大学でインカレ2連覇に貢献した。
大学卒業後は、アルバルク東京で2シーズンを過ごし、チームのBリーグ2連覇にも貢献。
その後、NBAのサマーリーグに参加し、ダラスマーベリックス傘下のGリーグチーム、テキサスレジェンズでプレーした。
現在はオーストラリアのリーグメルボルン・ユナイテッドと契約し、チームのリーグ優勝に貢献した。
世界基準のサイズと、日本人離れした高い身体能力を合わせ持ち、持ち味のスピードを生かした速攻からの豪快なダンクは、馬場選手の代名詞となっている。
果敢にリングにアタックしていく姿は痛快かつテンション爆上がりになること間違いなしです!
#88 張本 天傑(はりもとてんけつ)
1992年1月8日生まれ、198㎝/102kgの29歳。
中国生まれの日本育ちで、幼少期に日本国籍を取得している。
中部第一高校では、インターハイ、ウインターカップでベスト16入りを果たす。
青山学院大学進学後は、インカレ優勝を経験。
卒業後はアルバルク東京に入団後、名古屋ダイヤモンドドルフィンズに移籍し、現在までチームの中心として活躍している。
2019年のワールドカップではベンドラメ礼生と同様、候補まで残るも代表入りを逃していたが、先で行われたアジアカップ予選と国際強化試合では安定して存在感を示し今大会で念願の代表入りを果たす。
200㎝近い高さと強いフィジカルを持ちながらも機動力もあり、高さとパワーを持つ相手を守れる貴重な存在です。
加えて中からも外からも得点することもできる、どんな場面でも活躍が期待できる万能な張本選手は日本代表に無くてはならない存在です!
PF(パワーフォワード)
#23 エドワーズ・ギャビン
アメリカ出身のエドワーズ選手は、1988年1月15日生まれの33歳。
206㎝/110kgのPFです。
メスキート高校からNCAAの超名門、コネチカット大学へ進学し、卒業後はNBAのサマーリーグに挑戦し、Dリーグのスプリングフィールドアーマーでプレーした。
その後、ギリシャのリーグを経て日本のアイシンシーホース三河に入団。
2017-18シーズンからは千葉ジェッツへ入団し、昨年日本国籍を取得し。
一つしかない帰化選手枠を勝ち取って日本代表に選出されました。
フィジカルが強く、リバウンド争いや速攻の先陣を切って走ったり、献身的なプレーができるビッグマンで、3Pの成功率も高く攻守で存在感を発揮する選手です。
体格で世界に劣る日本にとってはとても心強い存在です!
#34 渡邉 飛勇(わたなべひゆう)
1998年12月23日生まれの渡邉飛勇選手は、今回の代表メンバー中最年少の22歳。
アメリカ人の父と日本人の母を持ち、207㎝/106kgの恵まれた体格で、高校2年まではバレーボールをしていた。
ポートランド大学へ進学後に本格的にバスケットを始め、カリフォルニア大学デービス校大学院へ進む。
Bリーグの2021-22シーズンからは琉球ゴールデンキングスに入団することが発表されており、プロの環境によりどんな選手に育っていくのかが非常に楽しみな逸材。
わずかなバスケット経験で日本代表に選出された未完の大器だが、高さとフィジカルを生かしてインサイドでは献身的にリバウンド争いに絡んだり、屈強なビッグマンにも体を張ってディフェンスをするなど、自身にできることで懸命にチームの勝利に貢献する姿はチームにガッツをもたらしてくれます!
C(センター)
#32 シェーファー アヴィ幸樹(しぇーふぁーあゔぃこうき)
1998年1月28日生まれの23歳は、206㎝/106kgの体格を活かして新時代の日本のインサイドを担う存在。
高校2年生からバスケットを始め、1年ちょっとでU18の日本代表入りを果たし、バスケ経験4年でプロ入りを果たした成長著しい逸材です。
NCAA1部のジョージア工科大学入学後、休学してBリーグのアルバルク東京へ入団。
その後は滋賀レイクスターズを経てシーホース三河へ入団。
献身的なリバウンドや体を張ったディフェンス、攻守の切り替えでは誰よりも前を走る走れるビッグマンで、昨シーズンでは3Pシュートの成功率を大きく向上させることにも成功。
高いポテンシャルを評価され続けてきたシェーファー選手ですが、もはや世界と戦うために必要な、不動の日本のインサイドへと成長を果たしております。
まとめ
さまざまなバックボーンや特性を持った個性豊かなメンバーが揃い、史上最強の日本代表12名AKATSUKI FIVEが集結いたしました!
ぜひ東京オリンピックで興奮と感動を観ている人に感じさせるような試合をしていい結果を残し、これからの日本のバスケットを盛り上げてくれたらなと思います!
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