山之内勇登、ジェイコブス晶という2名の選手が特別指定選手契約を結び、Bリーグの舞台へ飛び込んできたというニュースが発表されました。
山之内選手はB2に所属するアースフレンズ東京Z、ジェイコブス選手はB1横浜ビー・コルセアーズとの契約です。
この二人共通点は、二人ともまだ10代の育成世代の若い選手であるということ。
今回はそんな将来に大きな可能性を秘めた二人の選手を紹介していきたいと思います。
山之内 勇登(やまのうち ゆうと)の経歴
・2003年5月27日生まれ
・身長:207cm / 体重:104kg
アメリカ人の父親と日本人の母親を持つ山之内がバスケットを始めたのは5歳の頃。
アースフレンズの公式ページでは福島県の出身とのことだが、5歳当時は埼玉県に住んでいました。
小学校5年の頃にはハワイへ移り、その後カリフォルニアのリベットアカデミーに通っていた2019年16歳の頃に日本代表育成キャンプへ最年少で招集されました。
山之内の代表活動への参加は、日本国籍を有しながら海外で活動する選手の発掘に力を入れていた日本代表関係者へ、祖母が売り込んだのがきっかけだという。
16歳ながらすでに202cmと恵まれた体格を有していた山之内は、そのキャンプをきっかけに日本のバスケファンの間でも注目を集めるようになります。
そしてまだ記憶に新しい2021年のU19ワールドカップに、日本代表として出場を果たしました。
山之内勇登の実力は?
2021年のU19ワールドカップで、日本は出場チーム中最下位という悔しい結果で大会を終えることとなります。
この大会での山之内はと言うと、余計なファウルが多くすぐファールトラブルに陥ってしまったり、動きが重く相手のスピードについていけてなかったり、せっかくの体格を生かしたインサイドのプレーがなかったりと、まだまだ課題が多いなという印象は拭えない内容でした。
しかし、かなり深い位置からも決められる3Pは目を見張るものがあり、高い確率で決めることができていました。
今後この長所を生かし、弱点を克服していけば、将来日本代表のビッグマンとして活躍してくれることも十分あり得るはずです!
目的はNCAA D1!
山之内勇登がアースフレンズ東京Zと契約したのは、アメリカのNCAA D1の大学からオファーを獲得し、卒業後にNBA選手になるため。
日本というバスケットの後進国とは言え、プロのリーグでのプレー経験は大学側へもいいアピールになるのでしょう。加えてそんなプロの世界に身を置くことで肝心の実力も、向上することが望めるはずです。
昨年もアースフレンズ東京Zには、ケイン・ロバーツという10代の選手が在籍していましたが、彼もシーズン終了後にNCAA D1のストーニーブルック大学からオファーを獲得しました。
今後はBリーグを足掛かりにNCAA D1へ進み、NBAへチャレンジするというパターンが増えてくるかもしれませんね。
ジェイコブス 晶(じぇいこぶす あきら)の経歴
・2004年4月13日生まれ
・身長:200cm / 体重:83kg
神奈川県で生まれた後アメリカのカリフォルニアで育ち、帰国したのは2020年の12月。
何歳の時にバスケットと出会い、日本へ帰国するまでにどんなバスケット人生を送っていたのかは定かではありません。
帰国した翌月、2021年の1月に横浜ビーコルセアーズU18に入団し、今回特別指定でトップチームに合流となりました。
ジェイコブス晶の実力は?
ジェイコブス選手はまだプレー映像もあまり出回っておらず、どんなプレーをする選手なのか謎に包まれていますが、200cmというサイズながら、ハンドリングの技術もあり、外からのシュートを得意としている選手だそうです。とても高い評価を受けている選手であることは間違いありません。
先日行われたU18の大会においてもU18サンロッカーズ戦では33点、U18富山戦では43得点と、高いスコアリング能力でチームの東地区1位という結果に貢献しました。
ジェイコブス晶選手の今後のキャリアは?
ジェイコブス晶選手は現在まだ17歳と、日本でいうと高校2年生にあたる年齢。
この年齢のうちに日本のトップリーグでプレーするチャンスを得られたということは、また来年も同様の機会を得られる可能性があるはずです。
そうなれば、Bリーグでの経験を糧に、山之内選手同様にNCAA D1の大学からのオファーも狙えるのではないでしょうか。
ユースチームからのステップアップとなるためどうなるのかはわかりませんが、是非かわいい子には旅をさせよの精神でクラブ側にも有望な若手の海外挑戦を応援してほしいものですね。
まとめ
・山之内選手はBリーグで機動力とインサイドプレーの成長に期待
・ジェイコブス選手はまずはプレー映像とより詳しい情報の解禁が待たれる
・BリーグからNCAA挑戦する若手が増えそう
・アースフレンズ東京Zと横浜ビーコルセアーズは育成に力を入れている?
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