Bリーグ歴代新人賞まとめ|初代ベンドラメ礼生から河村勇輝、ハーパージュニアまで歴代受賞者を紹介

Bリーグ

Bリーグでは、シーズンを通して活躍した若手選手を対象に「新人賞」が選出されています。

2016-17シーズンの初代受賞者となったベンドラメ礼生をはじめ、馬場雄大、テーブス海、西田優大、河村勇輝など、その後に日本代表でも活躍する選手が数多く受賞してきました。

なかでも2022-23シーズンの河村勇輝は、新人ながらMVPも同時受賞。Bリーグ史上初となる快挙を達成しています。

この記事では、Bリーグ開幕から2025-26シーズンまでの歴代新人賞受賞者と、受賞シーズンの成績・活躍を振り返ります。

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Bリーグ歴代新人賞受賞者一覧

シーズン選手所属クラブ試合得点リバウンドアシスト
2016-17ベンドラメ礼生サンロッカーズ渋谷498.42.42.7
2017-18馬場雄大アルバルク東京408.52.72.1
2018-19岡田侑大シーホース三河4010.31.21.6
2019-20前田悟富山グラウジーズ4111.52.81.3
2020-21テーブス海宇都宮ブレックス606.01.82.6
2021-22西田優大シーホース三河5311.61.92.6
2022-23河村勇輝横浜ビー・コルセアーズ5219.53.48.5
2023-24金近廉千葉ジェッツ576.21.61.0
2024-25脇真大琉球ゴールデンキングス607.33.22.0
2025-26ジャン・ローレンス・ハーパージュニアサンロッカーズ渋谷576.72.54.0

※成績は各シーズンのB1レギュラーシーズン1試合平均。
※所属クラブは受賞当時。

歴代受賞者を見ると、ガードやウイングの日本人選手が中心となっています。

また、初代のベンドラメ礼生と2025-26シーズンのジャン・ローレンス・ハーパージュニアはいずれもサンロッカーズ渋谷から選出。

現行B1の最初と最後の新人賞受賞者が同じクラブから誕生するという興味深い結果になりました。

2016-17|ベンドラメ礼生(サンロッカーズ渋谷)

Bリーグ初代新人賞に輝いたのが、サンロッカーズ渋谷のベンドラメ礼生です。

東海大学からSR渋谷へ加入すると、Bリーグ初年度から49試合に出場。27試合で先発を務めました。

平均成績は、

  • 8.4得点
  • 2.4リバウンド
  • 2.7アシスト
  • 1.7スティール

を記録。

小島元基、原修太、中山拓哉らとの新人賞争いを制し、記念すべき初代受賞者となりました。

その後もSR渋谷の中心選手として長く活躍し、日本代表にも選出。Bリーグを代表するポイントガードの一人へ成長しています。

2017-18|馬場雄大(アルバルク東京)

2017-18シーズンの新人賞は、アルバルク東京の馬場雄大。

筑波大学からA東京へ加入し、レギュラーシーズン40試合に出場しました。

平均成績は、

  • 8.5得点
  • 2.7リバウンド
  • 2.1アシスト

を記録。

新人ながらA東京のローテーションに入り、このシーズンのBリーグチャンピオンシップ制覇も経験しています。

馬場はその後、NBAを目指して海外へ挑戦。NBA GリーグやオーストラリアNBLなどでもプレーし、日本代表でも長く活躍しています。

歴代新人賞受賞者のなかでも、その後のキャリアを世界へ広げていった代表的な選手です。

2018-19|岡田侑大(シーホース三河)

2018-19シーズンはシーホース三河の岡田侑大が受賞しました。

岡田は拓殖大学を中退してプロ入り。

20歳という若さながら40試合に出場し、

  • 10.3得点
  • 1.2リバウンド
  • 1.6アシスト

を記録しました。

新人ながら平均得点を二桁に乗せ、杉浦佑成や齋藤拓実らを抑えて新人賞を獲得。

大学卒業を待たずにプロへ進むという選択を結果で証明したシーズンとなりました。

2019-20|前田悟(富山グラウジーズ)

2019-20シーズンの新人賞は、富山グラウジーズの前田悟。

青山学院大学から富山へ加入し、41試合で平均11.5得点を記録しました。

平均成績は、

  • 11.5得点
  • 2.8リバウンド
  • 1.3アシスト

でした。

特に武器となったのがシュート力。

ルーキーながら得点源として存在感を発揮し、新型コロナウイルスの影響によってシーズンが途中終了となったなかで新人賞を獲得しています。

このシーズンには「新人賞ベストファイブ」も選出され、

  • 前田悟
  • 河村勇輝
  • コー・フリッピン
  • シェーファー アヴィ幸樹
  • 熊谷航

の5選手が受賞しました。

なお、当時高校生だった河村勇輝も三遠ネオフェニックスの特別指定選手として選出されています。

2020-21|テーブス海(宇都宮ブレックス)

2020-21シーズンは宇都宮ブレックスのテーブス海が新人賞を受賞。

レギュラーシーズン全60試合に出場し、

  • 6.0得点
  • 1.8リバウンド
  • 2.6アシスト

を記録しました。

個人の得点だけを見ると歴代受賞者の中では突出していませんが、優勝争いをする宇都宮のローテーションに入り、ポイントガードとしてシーズンを通して貢献した点が大きな評価につながりました。

この年も新人賞ベストファイブが選出され、

  • テーブス海
  • 小酒部泰暉
  • 増田啓介
  • 寺嶋良
  • アイザイア・マーフィー

が受賞。

投票ではテーブスが323ポイント、小酒部が298ポイントと接戦になっています。

2021-22|西田優大(シーホース三河)

2021-22シーズンはシーホース三河の西田優大。

東海大学からプロ入りすると、出場した53試合すべてでスターターを務めました。

平均成績は、

  • 11.6得点
  • 1.9リバウンド
  • 2.6アシスト

を記録。

ルーキーイヤーから二桁得点を残し、三河の主力として定着しました。

新人賞投票では199ポイントを獲得。

2位には120ポイントで横浜ビー・コルセアーズの河村勇輝が入りました。

つまり河村は、このシーズンにも新人賞候補になりながら西田に敗れ、翌2022-23シーズンに新人賞を獲得したことになります。

2022-23|河村勇輝(横浜ビー・コルセアーズ)

歴代新人賞のなかでも突出したシーズンと言えるのが、2022-23シーズンの河村勇輝です。

レギュラーシーズン52試合に出場し、

  • 19.5得点
  • 3.4リバウンド
  • 8.5アシスト
  • 1.5スティール

という成績を記録。

平均8.5アシストでアシスト王にも輝きました。

新人賞投票でも305ポイントを獲得し、2位の小川麻斗、坂本聖芽の18ポイントを大きく引き離しています。

さらに、このシーズンの河村は新人賞だけではありません。

  • レギュラーシーズンMVP
  • 新人賞
  • アシスト王
  • レギュラーシーズンベストファイブ
  • レギュラーシーズン最優秀インプレッシブ選手(MIP)
  • ココロ、たぎる。賞

の個人6冠を達成。

新人賞とレギュラーシーズンMVPの同時受賞は、Bリーグ史上初の快挙でした。

横浜BCもクラブ史上初となるチャンピオンシップ進出を果たしており、個人成績だけでなくチームの躍進にも大きく貢献。

歴代新人賞を振り返るうえで、特筆すべきシーズンと言えるでしょう。

2023-24|金近廉(千葉ジェッツ)

2023-24シーズンは千葉ジェッツの金近廉が受賞しました。

金近は東海大学在学中だった2022-23シーズンに大学を退学し、千葉Jへ加入。

本格的なプロ1年目となった2023-24シーズンは57試合に出場し、

  • 6.2得点
  • 1.6リバウンド
  • 1.0アシスト

を記録しました。

新人賞投票は、

順位選手ポイント
1位金近廉99
2位中村拓人85
3位カイ・ソット71
4位小川麻斗69
5位島谷怜58

となり、金近が中村拓人との接戦を制しています。

大学を中退してプロの世界へ飛び込んだ決断が、新人賞という結果につながりました。

2024-25|脇真大(琉球ゴールデンキングス)

2024-25シーズンは琉球ゴールデンキングスの脇真大が新人賞を獲得。

琉球所属選手としては初の新人賞受賞となりました。

レギュラーシーズン全60試合に出場し、49試合で先発。

平均成績は、

  • 7.3得点
  • 3.2リバウンド
  • 2.0アシスト

でした。

個人成績だけでなく、西地区優勝を果たした琉球のローテーションにルーキーイヤーから定着したことも大きなポイントです。

新人賞投票では、

順位選手ポイント
1位脇真大250
2位瀬川琉久123
3位小川敦也22
4位米須玲音15
5位三谷桂司朗13

という結果に。

2位以下に大きな差をつけての受賞となりました。

2025-26|ジャン・ローレンス・ハーパージュニア(サンロッカーズ渋谷)

現行B1最後の新人賞受賞者となったのが、サンロッカーズ渋谷のジャン・ローレンス・ハーパージュニアです。

福岡第一高校から東海大学へ進み、学生時代には特別指定選手として琉球ゴールデンキングス、群馬クレインサンダーズ、SR渋谷でBリーグを経験。

プロ1年目となった2025-26シーズンは57試合に出場し、38試合で先発しました。

平均成績は、

  • 6.7得点
  • 2.5リバウンド
  • 4.0アシスト
  • 1.1スティール

を記録。

シーズン中盤からスターターに定着し、持ち味であるディフェンスだけでなく、ポイントガードとしてゲームメークでも存在感を高めました。

SR渋谷からの新人賞受賞は、2016-17シーズンのベンドラメ礼生以来9シーズンぶり2人目。

2016-17シーズンに始まった現行B1では、

最初の新人賞=ベンドラメ礼生(SR渋谷)

そして、

最後の新人賞=ジャン・ローレンス・ハーパージュニア(SR渋谷)

となりました。

Bリーグの一つの時代を象徴するような結果です。

歴代新人賞で最もすごかったのは誰?

単純にスタッツだけで新人賞の価値を比較することはできません。

チーム内で求められる役割や出場時間、所属クラブの成績など、それぞれ条件が異なるためです。

ただし、受賞シーズンの実績という点では、2022-23シーズンの河村勇輝が突出しています。

歴代新人賞受賞者の平均得点を比較すると、

選手シーズン平均得点
河村勇輝2022-2319.5
西田優大2021-2211.6
前田悟2019-2011.5
岡田侑大2018-1910.3
馬場雄大2017-188.5
ベンドラメ礼生2016-178.4
脇真大2024-257.3
ジャン・ローレンス・ハーパージュニア2025-266.7
金近廉2023-246.2
テーブス海2020-216.0

河村の19.5得点は唯一の平均15得点超えであり、さらに8.5アシストでリーグのアシスト王も獲得。

MVPと新人賞を同時受賞した唯一の選手という実績を考えても、Bリーグ史上屈指のルーキーシーズンだったと言えます。

新人賞の選考基準は?

Bリーグでは新人賞の選出にあたり、単純な個人成績だけでなく、シーズンを通した活躍なども評価対象としています。

2025-26シーズンにBリーグが公表した判断基準では、

  • 一時的な活躍ではなくシーズンを通した活躍
  • 安定して高いレベルのプレーを発揮していること
  • 日本代表活動への貢献
  • メディア対応などを含むオフコートでの姿勢
  • 個人としての力とチームの勝利への貢献

などが挙げられています。

2025-26シーズンの対象選手は、原則としてB1所属で、初めてBリーグにリーグ登録された24歳以下の選手など、リーグが定めた要件を満たす必要がありました。

特別指定選手としてBリーグに出場経験のある選手についても一定の条件が設けられており、単純に「Bリーグの試合に初めて出たシーズン=新人賞対象シーズン」とは限りません。

河村勇輝が高校・大学時代からBリーグに出場していながら2022-23シーズンに新人賞を受賞しているのも、この制度によるものです。

「新人賞ベストファイブ」が存在したシーズンもある

Bリーグの新人表彰には、一時期「新人賞ベストファイブ」という表彰も存在しました。

2019-20シーズンは、

  • 前田悟
  • 河村勇輝
  • コー・フリッピン
  • シェーファー アヴィ幸樹
  • 熊谷航

2020-21シーズンは、

  • テーブス海
  • 小酒部泰暉
  • 増田啓介
  • 寺嶋良
  • アイザイア・マーフィー

が選出されています。

新人賞受賞者だけでなく、そのシーズンに活躍した若手選手を広く表彰する仕組みでした。

現在の歴代表彰を見る際には、このようにシーズンによって表彰制度が一部異なっている点にも注意が必要です。

新人賞受賞者から日本代表へ成長した選手も多い

歴代受賞者を並べてみると、新人賞が将来のスター候補を知るうえでも興味深いタイトルであることが分かります。

ベンドラメ礼生、馬場雄大、テーブス海、西田優大、河村勇輝、金近廉など、その後に日本代表へ選出された選手も少なくありません。

特に馬場は海外リーグへ挑戦し、河村もBリーグを飛び出して世界へ挑戦。

新人賞は単に「その年に最も活躍した新人」を表彰するだけでなく、数年後に日本バスケットボール界の中心となる選手を振り返ることのできるタイトルでもあります。

まとめ

Bリーグの歴代新人賞受賞者は以下の10選手です。

シーズン新人賞
2016-17ベンドラメ礼生
2017-18馬場雄大
2018-19岡田侑大
2019-20前田悟
2020-21テーブス海
2021-22西田優大
2022-23河村勇輝
2023-24金近廉
2024-25脇真大
2025-26ジャン・ローレンス・ハーパージュニア

初代ベンドラメ礼生から始まり、馬場雄大、西田優大、河村勇輝など、その後の日本代表を支える選手たちも名を連ねています。

なかでも河村が新人賞とMVPを同時受賞した2022-23シーズンは、Bリーグの歴史に残るルーキーイヤーでした。

一方で、テーブス海や脇真大のように、個人スタッツだけではなく強豪クラブのローテーションに定着し、チームの勝利へ貢献して新人賞を獲得したケースもあります。

新人賞の歴史を振り返ると、その時代のBリーグでどの若手選手が台頭してきたのかも見えてきます。

今後も新たなスター候補がこの歴代受賞者に加わっていくことになります。

出典

  • B.LEAGUE公式「歴代表彰」
  • B.LEAGUE AWARD SHOW 各シーズン公式特設サイト
  • B.LEAGUE公式「歴代新人賞受賞者をプレイバック」
  • B.LEAGUE公式「B.LEAGUE AWARD SHOW 2022-23 表彰結果」
  • B.LEAGUE公式「B.LEAGUE AWARD SHOW 2025-26 表彰結果」
  • B.LEAGUE公式 選手プロフィール・個人成績

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