12月6日から行われているインカレ2021。
12月12日を以ってすべて試合が消化され閉会となった。
東海大学と白鴎大学によって争われた大学日本一の座は、白鴎大学の勝利で幕を閉じた。
こちらでは日本中のバスケファンが注目した決勝の振り返りと、備忘録として今大会の結果をまとめていきたいと思います。
インカレ2021 決勝 東海大学 vs 白鴎大学
1Q序盤は両者とも堅いデフェンスを展開し、お互いに中々思うようなオフェンスができない状況が続いた。先にリードを作った東海大学に白鴎大学が食らいつくような形で14 – 11というスコアで第1Qを終える。
続く第2Qでもお互いに得点を伸ばせない状況が続いた。
そんな中、先にペースを掴んだのは東海大学。ベンチから出てきた1年生メンバーが積極的にゴールを狙っていき、点差を広げていく。
30 – 22 と、ロースコアな展開でゲームを折り返した。
ハーフタイム開けの第3Qでも東海大学のペースが続く。
我慢の時間が続く白鴎大学だが、スティールからの速攻や、ゴールへの積極的なアタックが連続得点に成功繋がり一時4点差まで詰め寄る。しかし東海大学も簡単には引き下がらず、48 – 41で最終Qへ突入していく。
第4Qでは両者気迫を感じる集中したプレーが続き、どちらかが決めれば決め返す拮抗した展開。
しかし残り時間6分を切った場面から堅い守備を継続する白鴎大学が猛追。
終盤にきてシュートの確率が落ちてきた東海大学に対し、ディフェンスリバウンドを連続して抑え、連続得点に成功。残り時間3分40秒の場面でついに逆転する。
4年生を中心に気迫のこもったプレーでリードを広げる白鴎大学に対し、東海大学も中々シュートが決まらない中で、ようやく残り37秒で3Pを決め3点差に迫る。
最終局面、逆転をかけたラストプレーにすべてを託す東海大学。
しかし、ラストシュートは無常にもスティールからの速攻で白鴎大学に追加点を許す結果となりそのまま試合終了のブザーが鳴った。
苦しい時間を食らいついて我慢強いプレーを最後まで続けた白鴎大学が58 – 63 で大会初優勝を果たした。
最終スコア
東海大学 vs 白鴎大学
58 – 63
14 | 16 | 18 | 10 - 11 | 11 | 19 | 22
3P成功率・・・東海大学 4 / 26(15.4%) 白鴎大学 1 / 13(7.7%)
2P成功率・・・東海大学 15 / 30 (50.0%) 白鴎大学 26 / 42(61.9%)
フリースロー成功率・・・東海大学 16 / 20(80.0%) 白鴎大学 8 / 18(44.4%)
リバウンド・・・東海大学 33 白鴎大学 38
ターンオーバー・・・東海大学 8 白鴎大学 11
大会結果
順位
優勝 白鴎大学
準優勝 東海大学
3位 筑波大学
4位 専修大学
個人賞
最優秀選手賞・・・松下 裕汰(白鴎大学 4年)
敢闘賞・・・大倉 颯太(東海大学 4年)
優秀選手賞・・・ブラ グロリダ(白鴎大学 4年)
優秀選手賞・・・角田 太輝(白鴎大学 4年)
優秀選手賞・・・八村 阿蓮(東海大学 4年)
優秀選手賞・・・二上 燿(筑波大学 4年)
優秀選手賞・・・キング 開(専修大学 4年)
得点王・・・佐土原 遼(東海大学 4年):79点
3P王・・・山本 翔太(専修大学 4年):9本
3P王・・・野崎 由之(専修大学 4年):9本
リバウンド王・・・ケイタ シェイク ブーバガー(専修大学 3年):42本(OF 13本|DF 29本)
アシスト王・・・河村 勇輝(東海大学 2年):34本
MIP賞・・・大倉 颯太(東海大学 4年)
まとめ
インカレ2021の優勝は、大会を通してとんでもない我慢強いバスケットを見せてくれた白鴎大学でした。
決勝では苦しい時間も終始堅守を継続し、3Pに頼らず地道に2点ずつ得点を重ねていく逆転劇はとても素晴らしかったです。
そしてそんなチームを牽引する4年生の活躍、特にキャプテン松下選手のプレーは最優秀選手賞にふさわしい活躍でした。
大学バスケは春の大会までしばらく期間が空きますが、インカレ終了後から春までの期間は、Bリーグの舞台でプレーする大学生プレーヤーの姿を見ることができます。
大学生プレーヤーのプロの舞台での活躍も見逃せません!
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