12月7日(月)より始まった、第72回全日本大学バスケットボール選手権が、昨日12月13日(日)全試合を終えました。
待ちに待った大会でしたが、始まってみると終わりまであっという間でしたね。。
今回は、興奮冷めやらぬこのタイミングで、大会を振り返っていきたいと思います。
大会の見どころ
今年のインカレでは、筑波大学の連覇はなるのか。タレント揃いの東海大学がどんな戦いを見せてくれるのか。
レベルの高い関東のチームに対し各地区の代表チームがどのように挑むのか。様々な注目ポイントがあったかと思います。
しかし、なんと言っても東海大学のスーパールーキー河村勇輝の活躍に注目が集まったのではないでしょうか。
今大会では河村勇輝をはじめとした、昨年のウインターカップを盛り上げてくれたルーキー達の、成長や活躍も非常に見ごたえがありました!
組み合わせ、大会結果
今大会では、全32チームによって大学ナンバー1の座をかけた熱い戦いが繰り広げられました。
どの試合も各チームの意地と意地がぶつかる接戦につぐ接戦!
ベスト8には東海大学、早稲田大学、近畿大学、白鴎大学、筑波大学、専修大学、青山学院大学、大東文化大学が勝ち進みました!
関東勢がレベルの高さを見せつける中、近畿大学も関東勢に引けをとらない強さを見せてくれました!
優勝 東海大学
今大会では、前評判から優勝最有力候補と言われていた東海大学が見事優勝!
他を寄せ付けない圧倒的な強さを見せつけました!
東海大学は途中から#5 河村勇輝、#24 松崎弘樹、#60 坂本聖牙 などのスピードのある攻めが得意なメンバーが揃って出てくる仕組みをとっており、ハーフコートバスケットを展開するスタメンとの使い分けができるところが強みの一つ。
相手チームからしたら、1試合で2つのチームを相手にしなければいけいないような感覚で、とてもやりづらいはずです。
今大会MVPの#11 大倉颯太、4年生の#19 西田優大は自分のプレースタイルを自在に変化させてチームを上手く機能させていましたし、#23 佐土原遼、#86 八村阿蓮 のリバウンド力はいい流れを生み出す原動力となっていました。
そして#28 津屋一球が中心になりそんな個の力に溢れるチームをうまくまとめ、優勝に導いていたと思います!
準優勝 筑波大学
惜しくも2連覇を逃した筑波大学は、満身創痍の状態で決勝に臨む形になりました。
2回戦の中京大との一戦は思わぬ苦戦を強いられ、3回戦の専修大、準決勝の大東文化大との戦いは連戦で延長までもつれ込む接戦でした。
また、3回戦の専修大との試合の中、キャプテンでPGの#8 菅原暉が負傷。
精神的にもプレー面でも苦しい状況で戦うことを余儀なくされた中、4年生であるエース#27 山口颯斗を中心に、最後まで戦いぬく姿には胸が熱くさせられました!
東海大学との決勝では3年生の#13 二上燿、#75 井上宗一郎も非常に存在感を放っていました!
来年はぜひ最上級生としてチームを引っ張っていって欲しい!
3位 白鴎大学 4位 大東文化大学
インカレのベスト4は秋のオータムカップと同じ顔ぶれとなり、準決勝の組み合わせも奇しくもオータムカップと同じ組み合わせ。
東海大学VS白鴎大学は、東海大学がさすがの強さを見せつけ、白鴎大学を退けます。
そして大東文化大学VS筑波大学は筑波大学が延長の末オータムのリベンジを果たしました!
3位決定戦は白鴎大学VS大東文化大学というカードに。
大東文化大学は負傷により主力の#12 中村拓人を欠いてインカレに臨むことになりましたが、前半は#2 飴谷由毅を中心に奮闘。
対する白鴎大学は#23 荒谷裕秀が起点となり全員で攻め、全員で守るバスケットで食い下がる大東文化大学に対し、最後までリードを守ります。
そのままリードを保ったまま決着し、白鴎大学が3位という結果になりました。
まとめ
例年と比べ難しい状況の中行われた今大会ですが、試合の熱さは今年も例年と変わらず!
順位決定戦もすべてが接戦となる試合内容でした!
5位の近畿大学は、日体大、早稲田大、専修大といった関東1部の強豪を破り関西1位の意地を見せつけてくれました。
8位の早稲田大学もオータムカップでは1部最下位という戦績でしたが、#12 土屋大輝、#13 星川堅信の活躍もあり日本大学を破りって見事ベスト8入り!東海大学に敗れるも、順位戦ではどの試合も僅差の健闘ぶりが光っていましたね!
これから大学バスケは春までオフシーズンとなりますが、4年生は次のステージでの活躍を、1年生、2年生、3年生は春によりパワーアップした姿を見せてくれることを楽しみにしています!!
選手の皆さまは一先ずお疲れ様でした!
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