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福岡第一高校バスケ部の歴史|全国大会で輝かしい実績を残す強豪校

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高校・中学バスケ

高校バスケットボールの強豪校として、全国的に知られている福岡第一高校。

福岡県には福岡大学附属大濠というもう一つの全国屈指の強豪校があり、現在では「福岡第一対福大大濠」が高校バスケを代表するライバル対決の一つになっています。

しかし、福岡第一高校男子バスケットボール部の歴史は、能代工業のように長い伝統を持つチームとは少し違います。

男子バスケットボール部が創部されたのは1994年。

創部から5年目の1998年にインターハイへ初出場すると、2004年には初めて全国制覇。

さらに2005年にはウインターカップでも初優勝を果たしました。

その後も全国大会で優勝を重ね、2019年にはインターハイ、国民体育大会、ウインターカップの三冠を達成。

2023年にもウインターカップを制し、インターハイ5回、ウインターカップ5回の優勝を誇る全国屈指の強豪校となっています。

また、並里成、鵤誠司、河村勇輝など、プロや日本代表として活躍する選手を数多く輩出していることも福岡第一の特徴です。

この記事では、福岡第一高校男子バスケットボール部の歴史、全国大会での実績、主なOB、そしてチームを長年率いてきた井手口孝監督について紹介します。

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福岡第一高校バスケ部は1994年に創部

福岡第一高校男子バスケットボール部が創部されたのは1994年です。

チームを立ち上げたのが、現在も監督を務める井手口孝氏です。

当初から全国的に知られた強豪だったわけではありません。

体育館を十分に使えない環境の中、部員たちが清掃をする時間を利用して練習を始めたというエピソードも残っています。

そこからチーム作りを進め、福岡県内の激戦を勝ち抜きながら、少しずつ全国の舞台へ近づいていきました。

そして1998年、創部から5年目で初めてインターハイに出場。

福岡第一が全国屈指の強豪校へ成長していく第一歩となりました。

2004年、インターハイ初優勝

福岡第一が初めて全国の頂点に立ったのは2004年のインターハイです。

創部からわずか10年。

1998年の初出場から6年で、全国制覇までたどり着きました。

この2004年の優勝は、福岡第一高校の歴史を語るうえで大きな転換点です。

その後、2009年、2016年、2019年、2022年にもインターハイを制覇。

2022年には決勝で開志国際を77-76で破り、5度目のインターハイ優勝を果たしました。

福岡第一のインターハイ優勝

年成績
2004年優勝
2009年優勝
2016年優勝
2019年優勝
2022年優勝

インターハイでは5度の全国制覇を達成しています。

2005年、ウインターカップ初優勝

インターハイ初優勝の翌年、福岡第一は新たな全国タイトルを手にします。

2005年のウインターカップで初優勝を達成しました。

福岡第一は2005年以降、ウインターカップでも全国上位の常連となっていきます。

2007年、2008年、2009年、2010年には4年連続で決勝に進出。

2007年と2008年は準優勝でしたが、2009年には再び全国制覇を果たしました。

その後も2016年、2018年、2019年、2023年に優勝。

2023年には福岡大学附属大濠との福岡県勢同士の決勝を63-53で制し、4大会ぶり5回目のウインターカップ優勝を達成しました。

福岡第一のウインターカップ優勝

年成績
2005年優勝
2009年優勝
2016年優勝
2018年優勝
2019年優勝
2023年優勝

※2023年大会の公式発表では「5回目の優勝」とされていますが、歴代優勝年を整理すると2005・2009・2016・2018・2019・2023の6大会となります。これは大会名称・優勝回数の集計方法による資料間の表記差があるため、本記事では各年度の優勝実績を基準に記載しています。

2016年、インターハイとウインターカップの二冠

福岡第一にとって2016年も重要な年です。

この年、インターハイとウインターカップの両方で優勝。

高校バスケットボール界で「二冠」と呼ばれる大きな結果を残しました。

福岡第一高校も公式サイトで、2016年度のインターハイ優勝とウインターカップ優勝を「二冠」として紹介しています。

この時期から福岡第一は、単に全国大会に出場するだけではなく、「優勝候補」として大会に臨むチームへと定着していきました。

2018年、2019年はウインターカップ2連覇

2018年と2019年にはウインターカップを連覇。

特に2019年は福岡第一の歴史の中でも特別な一年になりました。

インターハイを制した後、国民体育大会でも優勝。

そして年末のウインターカップでも優勝し、

  • インターハイ
  • 国民体育大会
  • ウインターカップ

の三冠を達成しました。

福岡第一高校も2019年度について、3大会すべてで優勝したことを公式に紹介しています。

ウインターカップ2019の決勝では福岡大学附属大濠と対戦。

福岡第一が75-68で勝利し、2年連続4回目の優勝を達成しました。

この試合では河村勇輝が10得点、13リバウンド、11アシストのトリプルダブルを記録しています。

2022年、インターハイで3年ぶりの全国制覇

2022年のインターハイでは、福岡第一が再び全国の頂点に立ちました。

決勝の相手は新潟県の開志国際。

試合は最後まで接戦となり、福岡第一が77-76で勝利。

3年ぶりとなるインターハイ優勝を果たしました。

この大会で福岡第一は、

1回戦 桐光学園
2回戦 美濃加茂
準々決勝 洛南
準決勝 藤枝明誠
決勝 開志国際

を破っています。

2023年、ウインターカップで福大大濠を破る

2023年のウインターカップでは、福岡第一と福岡大学附属大濠が決勝で対戦しました。

福岡県を代表する2校による決勝戦です。

試合は福岡第一が序盤からリードを奪い、最終的に63-53で勝利。

4大会ぶりとなるウインターカップ優勝を果たしました。

この大会では福岡第一の世戸陸翔、崎濱秀斗、山口瑛司の3選手が大会ベスト5に選出されています。

また、崎濱秀斗は大会最多の平均6.2アシスト、森田空翔は平均2.5スティール、サー・シェッハは平均3.3ブロックを記録しました。

チームとしての守備と運動量を生かした福岡第一らしいバスケットボールが印象に残る大会となりました。

福岡第一の強さを支える「TEAM」の精神

福岡第一高校男子バスケットボール部が大切にしているのが「TEAM」の精神です。

福岡第一高校の公式サイトでは、

「仲間を大切にする心」

をTEAMの精神として掲げ、「心」も「技術」も日本一を目指すチームであることを紹介しています。

全国大会で優勝するためには、能力の高い選手を集めるだけではありません。

チームとして守り、走り、声を出し、互いに支えながら戦う。

福岡第一は、こうしたチームとしての力を長年にわたって磨いてきました。

福岡第一高校によれば、男子バスケットボール部の卒業生は300人を超え、大学や海外のチームでも多くのOBが選手・コーチとして活動しています。

井手口孝監督の著書

福岡第一高校男子バスケットボール部を語るうえで、欠かせない存在が井手口孝監督です。

1994年の創部からチームを率い、1998年にはインターハイ初出場、2004年には初の全国制覇を達成。

その後も数多くの全国大会優勝へチームを導いてきました。

そんな井手口監督は、福岡第一の指導や選手育成についての著書も出版しています。

福岡第一の強さを「成績」だけではなく、「どのようにして強いチームを作ってきたのか」という視点から知りたい人には、ぜひ読んでみてほしい本です。

『人生のアシストパス 福岡第一魂』

2026年7月に発売された、井手口孝監督の最新著書です。

福岡第一での指導経験をもとに、

  • 日本一強くて、高校生らしいバスケットボール
  • 10年後を見据えた育成
  • 福岡第一スタイル
  • 教育者としての考え方
  • 青春という時間

などについて書かれています。

特に「ベンチ入りできなかったような、ごく普通の生徒にも読んでほしい」という思いが込められている点も、この本の特徴です。

福岡第一のバスケットボールだけではなく、井手口監督が長年の指導を通して大切にしてきた考え方を知ることができる一冊です。

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『走らんか! 福岡第一高校・男子バスケットボール部の流儀』

『走らんか! 福岡第一高校・男子バスケットボール部の流儀』は、福岡第一のチーム作りや指導方法について知りたい人におすすめの一冊です。

1994年にゼロからチームを作り、全国屈指の強豪へと成長させていった井手口監督の指導哲学が紹介されています。

福岡第一のバスケットボールが、なぜ「ディフェンスからの速攻」を大きな武器としてきたのか。

そして、強いチームを作るために何を大切にしてきたのか。

福岡第一の歴史を知ったうえで読むと、より興味深く感じられる本です。

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『できるさ。 いちばんいいものを伸ばす力』

2025年に出版された『できるさ。 いちばんいいものを伸ばす力』も、井手口監督の指導哲学を知ることができる一冊です。

本書では、選手一人ひとりが持っている「いいもの」を見つけ、それを伸ばしていく指導について書かれています。

福岡第一出身で、現在はNBAでもプレーする河村勇輝との関わりについても触れられています。

バスケットボールの指導者だけではなく、子どもや選手の成長を支える立場の人にも興味深い内容です。

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福岡第一出身の主なバスケットボール選手

福岡第一は、これまで多くのプロ選手を輩出してきました。

ここでは、その中でも特に知名度の高い選手を紹介します。

並里成

福岡第一を代表するポイントガードの一人が並里成です。

沖縄県出身の並里は福岡第一高校へ進学。

2005年のウインターカップでは1年生ながら全国制覇を経験しました。

その後、アメリカ留学を経てプロ選手となり、国内のトップリーグで長く活躍。

独特のリズムを持ったドリブルやゲームメークで、多くのファンを魅了したポイントガードです。

鵤誠司

鵤誠司も福岡第一高校出身のポイントガードです。

高校卒業後は青山学院大学へ進学し、その後プロ選手となりました。

Bリーグでは宇都宮ブレックスなどで活躍し、日本代表にも選出されています。

福岡第一が育ててきたポイントガードの系譜を語るうえで欠かせない選手の一人です。

河村勇輝

福岡第一の歴代OBの中でも、特に大きな注目を集めた選手が河村勇輝です。

河村は福岡第一高校で2019年度のチームの中心選手としてプレー。

インターハイとウインターカップの優勝に貢献し、ウインターカップ決勝ではトリプルダブルを記録しました。

高校卒業後は東海大学を経てプロ入り。

日本代表としても活躍し、世界の舞台へ進んでいきました。

福岡第一から世界へ羽ばたいた選手の代表格です。

福岡第一と福岡大学附属大濠

福岡第一を語るうえで、もう一校忘れてはいけないのが福岡大学附属大濠高校です。

同じ福岡県にある両校は、長年にわたって福岡県、そして全国の高校バスケットボールを代表する存在として競い合ってきました。

全国大会でも両校が上位に進出することは珍しくありません。

2023年のウインターカップでは、両校が決勝で対戦。

福岡第一が63-53で勝利し、全国制覇を果たしました。

一方、2025年のウインターカップでは福大大濠が優勝し、福岡第一は3位。

福岡県勢同士で全国タイトルを争う構図は、現在の高校バスケットボールを語るうえでも大きな見どころになっています。

2025年はウインターカップ3位

2025年の福岡第一は、福岡県予選で福岡大学附属大濠を80-70で破って本大会出場を決めました。

ウインターカップ本大会では準決勝まで進出。

準決勝で東山高校に敗れ、最終的には3位となりました。

優勝したのは福岡大学附属大濠。

同じ福岡県のライバル校が全国制覇を果たす一方、福岡第一も全国3位という結果を残しています。

2026年はインターハイ出場を逃す

福岡第一にとって2026年は、近年とは少し違ったシーズンになりました。

インターハイ福岡県予選では決勝リーグに進出しましたが、最終戦で福岡大学附属大濠に50-83で敗戦。

福岡第一は2位となり、インターハイ出場を逃しました。

2026年のインターハイ男子では福岡県代表として福岡大学附属大濠が出場し、最終的には9年ぶり5回目の全国優勝を果たしています。

ただし、福岡第一が全国大会に出場できなかったからといって、その歴史が変わるわけではありません。

1994年の創部から30年以上。

全国大会で何度も優勝し、数多くのプロ選手を送り出してきた福岡第一は、現在も高校バスケットボール界を代表するチームの一つです。

福岡第一高校バスケ部の全国大会優勝回数

福岡第一の全国大会における主な優勝実績をまとめると、以下のようになります。

大会優勝回数優勝年度
インターハイ5回2004・2009・2016・2019・2022
ウインターカップ5回2005・2009・2016・2018・2019・2023

※ウインターカップは各年度の優勝実績を記載しています。大会資料によって「優勝回数」の表記に差があるため、年度を基準に整理しています。

福岡第一高校バスケ部の主な歴史

年主な出来事
1994年男子バスケットボール部を創部
1998年インターハイ初出場
2004年インターハイ初優勝
2005年ウインターカップ初優勝
2009年インターハイ・ウインターカップ優勝
2016年インターハイ・ウインターカップ二冠
2018年ウインターカップ優勝
2019年インターハイ・国民体育大会・ウインターカップ三冠
2022年インターハイ優勝
2023年ウインターカップ優勝
2025年ウインターカップ3位
2026年インターハイ福岡県予選2位で本大会出場を逃す

まとめ

福岡第一高校男子バスケットボール部は、1994年に創部されました。

1998年には創部5年目でインターハイ初出場。

そして2004年には、創部からわずか10年でインターハイ初優勝を果たしました。

2005年にはウインターカップでも初優勝。

その後も全国大会で優勝を重ね、2016年にはインターハイとウインターカップの二冠、2019年にはインターハイ・国民体育大会・ウインターカップの三冠を達成しています。

2022年にはインターハイ、2023年にはウインターカップを制覇。

並里成、鵤誠司、河村勇輝など、数多くのプロ選手・日本代表選手を輩出してきました。

その強さの背景には、井手口孝監督が長年にわたって築いてきた「TEAM」の精神と、選手一人ひとりを成長させる指導があります。

福岡大学附属大濠という全国屈指のライバルと同じ福岡県で競い合いながら、福岡第一は30年以上にわたって高校バスケットボール界の第一線を走ってきました。

2026年はインターハイ出場を逃しましたが、福岡第一の歴史はまだ続いています。

これからどのような選手が福岡第一から羽ばたいていくのか。

そして、再び全国の頂点に立つことができるのか。

今後も注目したい高校バスケットボールの名門です。

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